ブログ/2013-04-29
「2013年度第1回の夜間調査」Part-2
ミーアキャットです。
4月26日のオオサンショウウオ夜間調査では,上流側(第2区間約700m)の地上班を担当しました。川の水は代かきの影響で濁っていて,水中は全く見えないため,調査隊長K先生のコーチにより,横一列になって歩くことになりました。夜,巣穴から出ているオオサン
ショウウオが誰かの足に当たるかも知れないと。広島大学の学生さんが前を歩き,それでもすり抜けたオオサンショウウオをフォローするため、先生がその後を歩かれました(写真-1)。
先生から『フニャとした感触があったら,オオサンショウウオだから踏みつけないように気をつけて・・・』とのアドバイスもありました。
なかなか見つからなかったのですが,川を50分くらい遡ったところで,葦の中のごく浅い水中に,『あっ,動く物がいる!』。広大の学生さんが発見しました(写真-2)。
すぐにベテランYさんの指導を受けながら,若い学生さんが網ですくい上げました(写真-3)。
体長約70㎝の丸々と太ったオオサンショウウオです(写真-4)。
調査開始前のミーティングで,『まだ,オオサンショウウオを見たことがありません』と自己紹介された広大の学生さん,ほんとによかったですね。
ところで,オオサンショウウオと共生している魚・水生昆虫・イモリ・カエル・貝・亀などが、たくさんすくわれて来ました(写真-5~15)。特に巨大なドンコにはビックリしました。体長15㎝くらい,ほほの幅4㎝くらいありました。
オオサンショウウオが住む川は,生き物にとって豊かな川でありました。なお,いつも同じですが,観察後,オオサンショウウオを含めたすべての生き物は,すくった場所に放流しました(写真-16)。
会長をはじめ調査隊の皆様ご苦労様でした。新顔のオオサンショウウオが三匹も発見された報告に驚きと喜びを感じております。また、ヌシさんとミーアキャットさんには、お疲れのところ早々のブログ投稿ありがとうございました。 事務局より
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