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ブログ/2013-05-24

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繕う

専徳寺全景.jpg
写真1 三原市大和町和木 専徳寺

かやネズミです。
 当研究会が参加しているオオサンショウウオ調査は沼田川支流椋梨川上流部です。上(写真1)のお寺はその下流の白竜湖(椋梨ダム)近くにあります。椋梨川のオオサンショウウオはどんなに下っても白竜湖が終点です。
 他ではないですが、近頃、かやネズミの頭の中は「茅葺き民家」と「オオサンショウウオ」さらに「ストーン(石)」がコラボしており我を見失いそうです。ヌシさんからはどれも「里山のたからもの」だからと励まされ・・・。(笑) 「繕う」つくろう=修繕に思ったことです。

専徳寺庫裏1.jpg
写真2

 久しぶりに訪ねた三原市大和町の専徳寺は丁度、庫裏の茅葺き屋根を修理されておりました。(写真2)

専徳寺庫裏3.jpg
写真3

 こうした小さな維持管理が建物を長持ちさせる秘訣ですね。住職さん(40代半ば)が修理された屋根を見上げながら「私はこうして繕われたところを見るのが大好きです。何とも言えない情緒がありますよね。」と嬉しそうに話されました。(写真3)
 そういえば私たちが子供の頃は服もズボンも繕われたものを着ていました。それを恥ずかしいとかは思わなかったですね。繕われた個所にホッコリしたものを感じたような・・・。

専徳寺庫裏2.jpg
写真4        2013年5月16日撮影

 繕うことができるのは自然素材だからですね。月日が経つと馴染んで繕うた箇所が判別できなる過程に温かみを感じます。現代社会ではその繕うことができる物と人が少なくなりました。
 このお寺の屋根をひとりで繕うていた若い茅葺き職人さんにエールを送ります。(写真4)



コメント

  • 繕えるうちは良いですが・・とアラ還はうすうす感づいています。
    諸行無常の響きあり、なんちゃって。茅葺もよし、オオサンショウウオもよし、
    石はなお良しです。
    -- ヌシです 2013-05-25 (土) 00:50:07

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