ブログ/2013-05-26
「前方後円墳」
ヌシです。
竹原市荘野公民館で「ふるさと再発見講座」を担当されておられるTさんから、「横大道(よこだいどう)古墳の現地説明会をするから」とご案内をいただき、行ってきました(写真1)。
古墳は西国街道(旧山陽道)(写真2、3)を見下ろす尾根の鞍部にありました。
30人を越える熱心な方が参加され、現地では講師のW先生がこの墳丘の形を検討するため詳細に測量した結果、前方後円墳と考えるのが妥当であること(写真4)、ヤマト政権とのかかわりがあることなど、丁寧に解説されました(写真5、6)。
また、金銅製の冠片(冠)などの遺物は県内でここからだけ出土しているそうです。測量には多くの方々の協力があったそうで、いただいた資料の25cm刻みの等高線図がその苦労を物語っていました。
ヌシは古墳に使用されている石材に興味があります。ここは花崗斑(はん)岩(写真7)と花崗岩が多く使われ、一部に角礫凝灰岩が見られました。この周囲にある岩石かな、と思いました。
それにしても、すぐ隣、一山越えた三原市本郷町には県内でも代表的な御年代(みとしろ)古墳や梅木平(ばいきひら)古墳などがあり、ここの横大道古墳も特徴的なものだそうで、この一帯は歴史遺産に満ちた地域です。
下山途中、矢車草の花が5月の薫風に揺れていました(写真8)。
私達のHPにはミーアキャットさんのブログ(4/26)「三ツ城古墳」、「龍王山の自然と遺跡」、「吉備路をたずねて」、「福富町後谷地区自然観察会」など古墳の話題も豊富です。
コメント
- 横大道古墳現地説明会に参加いただきありがとうございました。古墳の測量は予想以上に苦戦しました。足場が悪くてポールの移動が大変でした。私を含めて3名がマダニにやられました。測量に入る前に切った木や竹の処分にも困りましたが他のグループの協力をいただいて何とか処理できました。
年賀状でオオサンショウウオのイベントをご案内いただきましたが、以前県北のオオサンショウウオの繁殖行動をテレビで見て感動したことがあります。ぜひ参加したいと思っています。 -- ふるさと再発見講座 竹下 英司 2014-03-01 (土) 03:11:33