ブログ/2013-07-09
ホボロ島学習活動
写真1 ホボロ島(左)、鼻繰島(右)をアリババ海岸より望む
【広島県東広島市安芸津町三津湾 2013年7月8日撮影】
かやネズミです。
7月8日(月)午後、東広島市立木谷小学校5年生による「ホボロ島上陸」が催行され、自然研よりヌシさんが講師(O顧問の代理)として参加、かやネズミも初めて同行してきました。生徒7名、先生4名、保護者4名、市職員1名、自然研4名(地元のY幹事、F会員)の20名はアリババ海岸より2艘の小舟に分乗し、まずはホボロ島の横にある鼻繰島(はなくりじま)へ向かいました。
※ホボロ島についてはコチラ http://www.geosociety.jp/faq/content0012.html
写真3 鼻繰島の土質の説明を受ける生徒たち。ホボロ島との違いを解説。
写真5 ホボロ島の土質の説明を受ける生徒たち。柔らかい島の土を確認する。
写真6 島消失の犯人「ナナツバコツブムシ」を探します。まるでダンゴムシです。
写真8 地元のMさんからホボロ島で取れる魚介類の説明を受ける。
「アケガイ」 当ブログ(3月14日付)でヌシさんが紹介されています。
名前を聞き忘れ、調べてみました。
「二オガイ」二オガイ科 潮間帯下部の柔らかい凝灰岩などの中へ穿孔(穴をあける)して棲んでいる。当地ではホボロ島で確認している。/ 東広島の自然誌(Ⅳ)磯・干潟の生物・・・当自然研2011年発行より
写真10 年々小さくなっていく「タワー」。(正面の岩山、満潮位時の高さ6m弱)
梅雨明けの暑い一日でしたが、島では海風が大変心地よく、夏空の下、子供達と楽しい有意義な体験ができました。この度、改めてホボロ島の侵食原因を究明されたO顧問をはじめ自然研の先輩諸氏のご努力に敬意を表する次第です。
「年年歳歳島不同」 島同じからず
コメント
- ホボロ島の生物侵食作用、その進捗状況をうかがえる写真(唯一残っていた岩石塔の部分が大きくくびれている写真・平端部に残っていたわずかな突起部もほとんどなくなっている写真)には、正直、ひじょうに驚きました。この岩石塔だけは、まだ百年はもつともつと思っていましただけに、訂正が必要なようです。今、進展しつつあるホボロ島の自然の総括にむけて、できるだけ早く、改めて上陸しなくてはならないと思っています。結果次第では、日本地質学会にも知らせようと思います(世界的な現象ですから)。話は別件ですが、仙石庭園を紹介した記事が、日本地質学会News誌に載りましたー7月28日の自然研の行事の際に紹介しましょう。 -- O顧問 2013-07-09 (火) 08:31:18