ブログ/2013-07-12
国の天然記念物・波根西(はねにし)の珪化木
ミーアキャットです。
島根県大田市久手町波根西の,国の天然記念物『波根西の珪化木』です(写真-1)。
海に突出した海蝕台の先端の方です(写真-2~3)。
ここの地層は新第三紀中新世の大森層と呼ばれています。安山岩質溶結凝灰岩の岩塊や礫を多く含む軽石流(主に軽石からなる火砕流)および土石流堆積物だそうです(写真-4~6,地質名は『島根の大地,2013』による)。
この珪化木を含む場所の地質は土石流堆積物と考えられているようです(『島根の大地,2013』による)。
写真-7
大田市の観光サイトによりますと,樹種は穀斗科植物に属するブナの木と推定,長さ6.8m,周囲は太いところで2.2m,細いところで1.7mとされています。
ところで,突端の平らな海蝕台には釣人が多くおられましたが,釣りには絶好の場所かと思いました。私のように,引きがあるとあわてて目一杯竿を引き戻し,背後の木枝に針や釣り糸を引っかけて,釣るよりも,引っかけたのを外す方が長い・・・ということには,なりませんから(笑)。いつか釣りに行きたいのですが,駐車場が・・・。
(なお,波根西の珪化木は,当HPのみんなの広場『山陰海岸の旅』で紹介されています)
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