ブログ/2013-08-27
8/23オオサンショウウオ夜間調査
ヌシです。
9月初旬に予想されている産卵が近くなってきました。「現場は今どのようになっているのか?」を知る目的で、複数あるイヤ(産卵巣穴)を中心に、桑原先生ほか地元のメンバー、広大博物館のメンバー、自然研のメンバー17名が調査しました。(暗がり 写真1)
まだ産卵行動の集合はみられませんでしたが、結果は「ほぼ予想通り」でした。その内の一つのイヤにはヌシがすでにスタンバイしていることも確認できました。また新規のメス1匹を含め、計3匹の記録もできました。(新規個体、写真2)「この場所だけはオオサンショウウオが豊か」と判断できそうです。水温23.1℃、水量の少なさと透明度の低さが気になりました。いずれにしても、あと約10日後、この場所でオオサンショウウオ達の命の饗宴が静かにそして確実に行われるでしょう。
(参考2012年8月26日 水温23.0℃ 21:35 河上堰)
写真2
調査終了後、ヌシは近くの「民宿 豊栄」に泊まりました。(全景、看板 写真3,4)
写真3
広島市からご夫婦でここに移住後、10年以上経営されてこられたと聞きました。食事は食べきれないほどのご馳走でした。建物は築100年以上の茅葺きです。(屋根裏写真5)
写真5
調度品も懐かしいものが多く、いろりの部屋もあります。(着物かけ いろり 自在鉤 蓑カサ 写真6,7,8,9)
写真6
雨の音だけが耳に入る、穏やかで涼しい朝を迎えることができました。おかげで疲れも充分取れ、「次回からも宿泊をお願いしよう」と山里を後にしました。(遠景 写真10)
写真10
コメント
- オオサンショウウオに茅葺き民家、どちらも「里山のたからもの」じぁー。どっちも残さなーいけんで! -- かやネズミでがんす。 2013-08-27 (火) 08:08:13
- ヌシさんの豊栄町における巣穴が見つかってよかったですね。9月初めは忙しくなりそうですので,巣穴でゆっくり休んでください。 -- ミーアキャットです。 2013-08-30 (金) 02:12:34