ブログ/2013-09-05
比和町のぼにばな その1『ヒゴタイ』
ぼちぼち君です。
昨年の秋、会員のO顧問より誘われ、広島県庄原市比和町で開催された広島県文化財臨地研究会に参加しました。その折、同地区の三河内鉄穴残丘(みつがいちかんなざんきゅう)を見に行き、近くの県天然記念物シラカシの古木と、ぼにばな*のヒゴタイを紹介頂きました。
その後、今年7月に広島市内の花屋で偶然にヒゴタイを見つけ、俄に比和町のものを思い出し、一度開花を見たいと足を運びました。最初は花の直径が1~2㎝の真ん丸い形で花の蕾先が尖り、ほんのりした薄紫色でした。幾度となく足を運ぶうちに少しずつ花が大きくなり、薄紫より鮮明な紫へと移り変わって行く様子が観察できました。8月中旬に入り尖った蕾が満開になり、3~5㎝程の大きさで、瑠璃色のヒゴタイを目にしたときには大変感動しました。
ヒゴタイは、キク科ヒゴタイ属の多年生植物で、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。国内での自生地は限られており、広島県では、比和町、高野町などで、地元では、ヒゴタイをアザミホウコウと呼ぶそうです。
*備後地方ではお盆をボニと呼び、供える花をぼにばな「ヒゴタイ・キキョウ・オミナエシ・ヤマナデシコ」呼んでいるそうです。
8月11日PM6:00開花初め(上部途中から花茎付近が咲く?)
8月18日PM7:00
昆虫さんヒゴタイのベッドでお休み中?
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