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ブログ/2013-10-31

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国の天然記念物・久井の岩海(くいのがんかい)

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写真1 久井の岩海

ミーアキャットです。
 広島県三原市久井町の国指定天然記念物『久井の岩海』です。
『日本列島ジオサイト地質百選』に広島県で唯一選ばれています。通称『ごうろ』とも言われますね。石がごろごろしているから,このように呼ばれるのでしょうか。ぜにがめごうろ・なかごうろ・おおごうろ・こごうろ などの立て札がありました。岩石は花崗閃緑岩です。岩塊の最も大きいのは径7mくらいあるそうです。

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コメント

  • 30数年前に初めて行き驚きましたのー。
    ホンマ、岩に耳を当てたら水の流れる音がしましたでー。
    海というより岩の川ですかのー。 -- かやネズミでがんす 2013-10-31 (木) 09:02:13
  • ミーアキャットさん、みなさん、今晩は
    ほとんど動いていない花崗閃緑岩の露頭と考えてよろしいわけですね。ということは、地質図でもその分布特に分けられていないということですね。分布が知りたくなります。確か野呂山でも岩海が見られますよね。それよりもずっと大規模なのでしょうね。 -- ボスケ 2013-10-31 (木) 22:26:37
  • ボスケさん,コメントありがとうございます。遅くなりました。
    『日本列島ジオサイト地質百選,2007』という本に,久井の岩海付近の地質図(20万分の1地質図幅「岡山及び丸亀」,産総研地質調査総合センター,2002)が載っているのですが,広く花崗岩が分布する中にかなり小範囲に花崗閃緑岩が分布しています。その中にこの岩海の位置の印がしてあります。岩海は長さ約550m,幅約65mくらいで,地質図の縮尺からしたら狭い範囲ですし,岩質も同じ花崗閃緑岩ですから,分布範囲を分けてはありません。寒冷期に,節理部分の凍結が激しいときに機械的風化作用を受け,節理に沿って割れ,岩芯のコアストーンが巨礫になり,周囲の土壌化した部分は流れ去って,巨礫だけが残って形成されたと説明されています。このように現地性のものではありますが,巨礫は少しは移動して,谷間に集合しているものと考えられています。
    野呂山の岩海は私は見たことがないのですが,文献によりますと,野呂山のあちこちに点々と分布する岩海も,寒冷地の気候を示す地形的現象のひとつ(温度差による膨張・収縮の結果)と言えますが,久井の岩海のように緩斜面ではなくて,平均23度の比較的急な斜面に堆積しているそうで(広島県地学のガイド,1979),堆積構造が久井の岩海とは少し相違するとO顧問から聞きました。それ以上の詳しい解説はO顧問に・・・(笑)。回答になっていなくてすみません。
    -- ミーアキャットです。 2013-11-13 (水) 21:55:14
  • ミーアキャットさん、詳しいご説明、ありがとうございます。よ〜く判りました。
    私が野呂山の岩海を見たのは今から50年以上前です。中学校の地学班(クラブ)で先生に連れられて行きました。たまたま、先週土曜日に卒業50年を祝う会があって、その先生(福山市在住の橋下雅巳先生、O顧問もご存知かと思います)もご出席になりました。その時は「野呂山の岩海」は話題になりませんでしたが「西条の高師小僧」の話が出ました。ご存知ですか?
    -- ボスケ 2013-11-14 (木) 21:02:37
  • 訂正です。
    橋下雅巳先生→橋本雅巳先生
    -- ボスケ 2013-11-14 (木) 21:49:13
  • ボスケさん,『高師小僧』というのも知らなかったのですが,『広島県地学のガイド,1979』の『西条層』の記事の中につぎのような説明がありました。『地下水中の水酸化鉄が地中の植物遺体の中や周囲に褐鉄鉱を沈殿させてできた高師小僧(たかしこぞう)と呼ばれるいろいろな形や大きさをした団塊を見つけることができます。』小僧の写真も載せてありました。
    また,東広島市自然研究会の研究報告『東広島の自然誌(Ⅱ) 西条層-古黒瀬川-幻の湖,2009』の図版によりますと,東広島市で過去に実施されたボーリング柱状図の中に,『高師小僧』という記載があり,この地域ではふつうに使用されている語句なのかとおもしろく思いました。
    -- ミーアキャットです。 2013-11-14 (木) 23:27:07
  • ミーアキャットさん、深夜になってしまいました。
    >・・・『高師小僧』という記載があり,この地域ではふつうに使用されている語句なのかとおもしろく思いました。
    私もうる覚えだったので調べて見ました。保育社「原色鉱石図鑑」(中学生時代に購入)の第33図版に高師小僧の写真があります。この高師小僧は愛知県豊橋市高師原産で「褐鉄鉱が草の根の周囲に厚い皮殻をなしたもので管状をなす」と説明されています。『高師小僧』は西条地域の西条地域の限定的な用語ではなく、愛知県の“高師原”に由来する専門用語(?)のようですね。 -- ボスケ 2013-11-15 (金) 00:21:32
  • ボスケさん,中学時代にもうそんな高級図鑑を持たれていましたか。昔から地学がお好きだったのですね。『高師小僧』の詳しい解説ありがとうございました。語句のニュアンスからして,愛着を持って呼称していた雰囲気がありますね。 -- ミーアキャットです。 2013-11-15 (金) 00:30:58

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