ブログ/2013-12-23
鬼岩
ミーアキャットです。
当HPのみんなの広場『山陰海岸の旅』でも紹介されています『鬼岩』です。島根県大田市大屋町鬼村にあり,新第三紀中新世久利層の粗粒凝灰岩~火山礫凝灰岩からなる高さ20mくらいの奇岩です。
表面の窪みは,塩類を溶かし込んだ水が岩石中に染み込み,その水分が蒸発する際,結晶が晶出するときの応力で岩石が分解してできる風化作用によるもので,『タフォニ』という風化微地形だそうです(写真5~6)。
確かに,岩石の表面から,苔状の塩類が吹き出していました(写真7~8)。
伝説によりますと,この石は,近くに住んでいた鬼がつかんで積み上げたもので,崖の表面にある大きな窪みは鬼の指先の痕であると伝えられているそうです。私には右手でつかんだように思えました(^_^)。
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