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ブログ/2014-02-27

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落ちない葉っぱ

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写真1 ヤマコウバシ

ソルトロードです。
 東広島市内の樹林にも、まだちらほら雪が残っていて山に春が来るのはもう少しあとのようですが、冬化粧の樹林の中を見渡すと時折、茶色の葉に目をひかれます。近づいて見てみると、「ヤマコウバシ」の木です。ヤマコウバシとは、クスノキ科クロモジ属の低木で、葉は秋に葉が枯れてもすぐには落ちず、冬の間ずっと枝についたままです。春になって花が咲き、新芽が出たときに新しい葉と入れ替わるように落ちます。「山香ばし」の名は、枝を折るとよい香りがあることに由来しています。

 広島市植物公園では、数年前から毎年この時期になると合格祈願「落ちない葉っぱ」が販売されており、受験生が買い求めます。現在は植物公園以外にも、たくさんの団体で利用されるようになり、すっかり受験シーズンの定番となりました。

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写真2 ヤマコウバシの葉

 ヤマコウバシの葉は、茶色に枯れてしまっても春になるまでがんばって木に残っています。多くの落葉樹の葉は、晩秋には葉を落としてしまいます。ヤマコウバシの葉は、厳しい風雪に耐えながらいったいどんな気持ちで、この季節を過ごしているのでしょうか?



コメント

  • 広大でも入学2次試験が終わったのでしょうか。
    だれも”落ちたくない”でしょうね。 -- ヌシです 2014-02-27 (木) 19:10:24

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