ブログ/2014-02-28
呉市安浦町三津口(みつぐち)湾
ヌシです
写真(1、2)は東隣の東広島市安芸津町大芝島から、北西方向に向かって三津口湾と野呂山塊を写したものです。
この湾には2級河川の野呂川や中切川、中畑川が注ぎこんでいます。川の水には山の木々の栄養やミネラルがたっぷり溶けこんでいるそうです。また、梅雨時期の増水した河川の水は海底にすでに沈殿したそれらを撹拌し、新しい酸素を供給するなど、海底生物の環境を改善するとのことです。川のおかげでここは大きなカキの生産地になっている(写真3、4)、と言っても良いでしょう。湾奥にカキ筏が多数確認できます。
亡くなられた新川初代会長のご専門は動物生態学、カキの専門家でした。お宅の研究室にお邪魔した時の印象は、世界中のカキ殻の標本や論文の多さでした。お元気なうち、もっとお話を伺っていれば、と思うことしきりです。
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