ブログ/2014-03-31
海外の研究者,豊栄へ
ミーアキャットです。
3/27~3/28に広島大学両生類研究施設・国際シンポジウムが行われましたが,それに参加された研究者が,3/30に豊栄のオオサンショウウオ生息地を訪れられました。海外の方は子供さんも含めて13人,広大両生研2人,広大総合博物館2人,東広島市自然研究会・東広島オオサンショウウオの会・地域センターなど11人,講師は日本オオサンショウウオの会会長の桑原先生です。海外の方の国籍は,アメリカ・オーストラリア・ドイツ・コロンビア・バングラデシュです。
昨夜からの雨で,椋梨川上流部はかなり増水しておりましたが,海外の方も川に入られて生き物を探索されました(写真3)。
写真3 川の中で生き物採取
お母さんが小さい子供さんを負ぶって探索されるという,ほほえましい風景もありました(写真4)。
そのうち,幼生が掬われてきました(写真5~6)。
巣穴付近では,桑原先生によりオオサンショウウオの生息状況について詳しい解説がありました(写真7)。
その後,事前に広島大学総合博物館の清水先生により捕獲されていたオオサンショウウオの観察会が行われました。今回は大きな雌と,前足に損傷がある小さめの個体の2頭です(写真8~11)。
オーストラリアの研究者の方のリクエストにより,桑原先生とオオサンショウウオのツーショットの記念撮影をされていました(写真12)。
写真12(左)オーストラリアの研究者 ゲーリー・マランテリーさん
観察後,放流し,研究者の方々はいろいろなアングルで写真を撮られていました(写真14~17)。
子供さんはお父さん方の足につかまって,このような体勢で観察していました(写真18)。
現地観察会の後,豊栄町清武西地域センターに帰り,少し寒くなってきたのでみんなでストーブを囲んで,自己紹介など憩いのひとときを過ごしました(写真1,20~21)。
最後に,オーストラリアのかわいい女の子が,お国のチョコレートでおもてなししてくれました。美味しかったです(写真22~23)。
写真22 チョコレートをどうぞ
マランテリーさんの長女、ラニータちゃん
「世界の両生類の研究者にとって、オオサンショウウオを目にすることは、最高のできごとであり、憧れです。」と、高名な研究者の方々も,自然界でオオサンショウウオを見るのは初めてと言われていて,この場所がとても貴重であることを改めて感じたのでした。了
コメント
ドイツの両生類学者、ミゲル・ベンセスさんご夫妻と一緒に。(かやネズミ撮影)
コメント
- ドイツの研究者夫妻がオオサンショウウオの調査を描いたイラストに興味津々。作者の新枝さんと記念にパチリ。(上の写真) -- かやネズミでがんす 2014-03-31 (月) 08:04:59
- 世界の両生類研究者のリーダーたちを夢中にさせたここのオオサンショウウオ達。
詳細なブログ記事から、その熱気が良く分かります。言葉は通じませんでしたが、そんなことは大したことでは無かったですね。ストーブを囲んでの談義、いつまでも続いていきそうでした。今更ながら「刮目して見よ!」ですね。
超貴重、超希少・・・私たちや地元に示してくれました。この秋、この地での全国大会開催にむけ頑張ろう。 -- ヌシです 2014-03-31 (月) 16:00:40