ブログ/2014-04-21
トンボの羽化
「てかり」です。
ぼつぼつ、トンボが飛ぶ季節に成ってきましたね。数年前、西条の龍王山の湿地に網を入れていたら、トンボの幼生(ヤゴ)が入っていました。どんなトンボか判らず、家に帰りベランダの睡蓮の水槽に放しました。丁度、睡蓮の鉢の土が、近くの田んぼの土だったので、色んな虫が発生して困っていましたが、ヤゴが綺麗に食べてくれて助かりました。(生きた殺虫剤)ヤゴも、大きく育ち目の部分も大きくなり、トンボらしく見えてきました。
それからヤゴが睡蓮の葉の縁とか、水面に近い所にいる事が多くなったので、園芸ポールに針金を巻いて立ててやりましたら、夕方ポールを掴んでいました。その後、21時40分頃、水面から顔を出しポールを登り始めました。写真1
22時半頃、ポールの頂上へ到達。写真2
23時10分、ヤゴは位置を固定し、少し喘いでいる様な動きで背中が割れ始めた。写真3
00時頃、数分目を放していた時、上半身脱皮し下向きに。写真4.5.6
00時40分頃、今度は頭を起こして手足で殻を掴んで尾っぽを殻から抜くましたが、図太い胴と尾っぽでヤゴの姿。写真7
その後、白っぽかった羽が徐々に広がり出すと同時に図太いお腹が細くなって長く成って来た。(考察 : お腹の体液を羽に送り込んで羽を広げているのでは、、、 ? )写真8~15
04時10分、ギンヤンマの雄として誕生、無事、大空に帰って行った。写真16~18
やはり、天敵の一番少ない時と、太陽の直射を浴びると体型が整うまでに乾燥して固化するので、日の出までに作業を終えるのではないでしょうか。
コメント
- 午後9:30から翌日の午前4:10まで、7時間近い長時間の観察記録を見せていただきました。神秘を感じます。ありがとうございました。 -- ヌシです 2014-04-21 (月) 13:30:42