ブログ/2014-05-24
2014第1回オオサンショウウオ夜間調査in三篠川
かやネズミです。
今年初めての夜間調査が5月23日三篠川上流において実施された。2011年8月より豊栄町清武西地区で始まった調査はこれまで椋梨川上流域のみで行われてきた。この地区は三原市内に流れる沼田川の支流である椋梨川、広島市内に流れる太田川の支流である三篠川の分水嶺にあたる。その両方の川にオオサンショウウオがいることを地元の人は昔から知っている。そこで、今年から三篠川も並行して調査をすることになった。
幸先よく、ヌシと思われる大物が現れた。(写真1)
昨秋、三篠川において試験的に夜間調査をした際に3匹の捕獲をみた。今回は10匹見つけてうち7匹を捕獲、3匹を取り逃がした。オオサンショウウオは昼間は動きが鈍いが夜は素早い。川底の石と保護色で取り逃がすとなかなか見つけにくい。
調査前のミーティング。今回は初参加者を含め20名の大所帯だ。(写真2)
20時を過ぎた満天の星空のもと、調査を開始。(写真3)
22時過ぎにこれまでで最大の個体が捕獲された。全長94cm、体重5700g。「ヌシと思われる。」と桑原先生。(写真4)
隊員は手馴れた要領で計測するも大型のヌシに手こずる。(写真5~7)
記録を済ませ放流。(写真10~12)
足早に闇の中に消えて行くヌシ。
調査が終わったのは23時でした。お疲れさん。
※調査は東広島市教育委員会へ届け出て、立会のもとに行っています。
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