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ブログ/2014-06-17

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百名山85座目 甲武信ヶ岳

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写真1

「てかり」です。
 先月下旬、関東地方で、ただ一つ未登頂だった、日本百名山「甲武信ヶ岳」に登りました。これで62歳から始めた日本百名山、85座目を踏破しました。
 甲武信ヶ岳は、甲州、武州、信州の境界にあるので、名前が付いたとか、また信濃川、富士川、荒川、の源流でもあるようです。泊まった宿は「岩根山荘」で、長野県の東部で、埼玉県との県境で、標高1200メートル位の所で周りは、東海、関東の県とか、大きな市の保養的な研修センターが多くある様な所でした。(写真1、2、3)

 庭に蒔がたくさんあったので、国有林の間伐木材を貰うのかと聞くと、我が家の山から切り出しているとのことでした。(大地主で別荘地も売り出している。こちらに来て野菜作りをしてはと誘われた。)

 宿のオーナーの話では今年、東日本は記憶にない大雪が2月に降った、平年では多くて20cm位しか降らないけど、1.5m位も積もった、お陰で物置が潰れた、と言っていた。

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写真2

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写真3

 翌朝、山荘の玄関前の芝が白く成っているではないか、露かと思って外に出て見ると、何と霜が降りていた。玄関横の寒暖計は、摂氏5度を指していた、最近は霜も見る機会が無く新鮮で有った。(写真4、5)

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写真4

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写真5

 甲武信ヶ岳の、毛木平登山口にコース案内の標高表示板が掲示してあり。(写真6)

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写真6

 途中、ナメ滝(標高 1783m)周辺に残雪が、チラホラ出現する。(写真7)

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写真7

 途中、千曲川、信濃川の水源地標(標高 2230m)このあたりは、一面の銀世界、ここから新潟の日本海に注ぐ信濃川が始まっていた。(写真8)

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写真8

 春の訪れ、太陽が木の幹に当たり、その熱が地表に伝わり幹の周りの雪を溶かす。(写真9)

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写真9

 幼木は雪の重みに耐えて、谷の方向に倒れて雪の下で春を待ち、雪解けに成って眠りから覚め起きあがり成長を開始する。これも生き残りの手段では、雪の中では0度以下には成らないので凍結から免れる。(写真10)

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写真10

 山頂近くの尾根筋まで到達、視界が開け雪を被った富士山が真正面に。(写真11)

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写真11

 山頂到達(2014年05月24日AM09:46 )、甲武信ヶ岳の山頂標識柱( 2475m)(写真12)

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写真12

 山頂からの富士山にお別れをして下山道に入る。(写真13)

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写真13

 下山の方が登る時より怖い、昼間解けた雪が夜に凍って氷の板と成っているので黒ずんで見える雪は要注意、アイゼンを装着してストックで確かめながら慎重に降りる。

 山頂近くでは、未だ1m位の積雪があるから十分気を付ける様にとガイドから指示が出された。(写真14)

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写真14

 三宝山(2483m)を越え、武信白岩山(2288m)まで到達。(写真15)

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写真15

 最後のピーク、大山(2225m)の鎖場を降りる。(写真16)

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写真16

 十文字小屋まで下山、本来は石楠花が咲き乱れている場所だが、今年は未だ蕾も硬く後2週間くらい掛かる様。(写真17)

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写真17

 八丁坂の頭(1880m)まで下山して、やっと吾妻石楠花が一輪咲いているのに出逢う。(写真18)

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写真18

 翌日は、山荘の周辺の林を一人で散策する、唐松の新芽の美しい緑色(写真19)、又、白樺(写真20)と、ダケカンバ(写真21)の葉の違いなどを観察して楽しむ。ちなみに、白樺は葉がハート型、ダケカンバは葉の付け根が引っ込んでいない。

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写真19

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写真20

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写真21

 山荘の周辺は古い大きな扇状地形の様で、広大なサニーレタスの畑が幾つもあり、作業に来ておられた人と話す。サニーレタスは温室で苗作りに1ヶ月畑に降ろして1ヶ月、計2ヶ月で出荷出来るとの事で、7月始めに出荷し次は9月中に2回目の出荷するとのこと。ただ、市場があるので収穫時期を、少しづつずらせて作るとのことで、休みは無いとのことでした。

その後は、白菜を作るのだそうで、白菜は霜に逢うと甘くなり市場の受けがよく、業者が買い付けに来るそうだ。(写真22、23、24)

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写真22

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写真23

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写真24

 山荘のマスコット犬、名前は、テツ(犬齢 9歳の雄)人間なら 50~60歳くらい、甘えん坊で夜は家の中でおしゃぶりを咥えて良い子にしている。昼間は人がいないと吠えているが、傍にいて体をなぜてやっていると喜んでいる。(写真25)

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写真25

 岩根山荘のオーナーで、不動産関係、木工家具作りなど幅広く経営している。大工の腕も抜群であった。(写真26)

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写真26



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