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ブログ/2014-09-05

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2014産卵調査一日目

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写真1.ミーティング 豊栄町清武西地域センター(2014.9.4)

事務局です。
 今月末の全国大会に備えた産卵調査が9月4日~6日の三日間の予定で実施されました。一日目(4日)は未明から雨が降り続け川は増水しておりこの日の調査は断念。そこで集まった大会スタッフの面々は清武西地域センターの一室を借りてのミーティング。桑原先生と同行の中国のオオサンショウウオ研究者(博士)を交えて大変有意義な楽しいミーティングとなりました。(写真1)

 10時過ぎて雨も上がり観察会場の視察に。三篠川ではここ一ヶ月余り川の水が濁っているのでその原因と思われる上流部の豊栄大池に行きました。(写真2)

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写真2 白く濁った豊栄大池

 池の上流の導入部に濁った水が滝のように流入していました。そのすぐ上流で養鶏場の造成工事が行われておりそこが原因です。工事責任者に話を聞くと仮設の調整池では大雨時に対応できずにシルト混じりの濁流が豊栄大池に流入しているという。話し合いの結果、応急措置として大池の流出部に濁りを除去するフィルターを設置(工事会社の負担)することで双方合意。(写真3)

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写真3 養鶏場造成地

 全国大会夜間観察会場となる三篠川に立ち寄ると白い濁流が凄い勢いで流れていました。(写真4)

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写真4 夜間観察予定の三篠川

 続いて椋梨川に移動。(写真5)

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写真5 大会二日目の生息地観察予定の椋梨川上流

 ゴウジョウ堰のすぐ下に新規個体(オス74,5cm)が発見された。(写真6~9)

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写真6 ゴウジョウ堰 中国新聞M記者(左)

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写真7 堰の下のオオサンショウウオ(新個体)

8.計測記録.jpg
写真8 計測記録

9.私はモデル.jpg
写真9 私はモデル

 ちなみにこの新個体は「ワンさん」と命名されました。

 後談
 解散後に広大チームと桑原先生たちはM支流で産卵巣穴を発見しヌシと卵塊を確認したとの報告がありました。明日が楽しみです。ただ、増水が気になります。



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