ブログ/2014-10-28
2014初登山「PART-5」
「てかり」です。
2014初登山「PART-5」
昨日は丸1日、ジャングルの中を歩きました。山小屋の部屋は日本と違い、二段ベットが4台の8人部屋でした。我々男性は、7人でしたので余裕十分。標高も、3,273mの高地で蚊もいなくて、涼しく良く眠れました。早朝(深夜)起床、午前、3時朝食、3時半にヘッドランプを点けて登山開始する。
森林限界に達する。径4センチ位の長いロープが地上の岩盤に張ってある。急な坂でもない、補助ロープが要らないが、何のためか疑問であった。結局、誘導ロープだろうと見た。日本では、赤とか、白とか、黄のペンキで、岩に矢印をだらだらと書いてあるが、キナバルは世界遺産か何かで人工物を付け足せないのではと、私なりに解釈した。 ・・・・・・ ??
全く、樹木が無くなる所に、最後のチェックポイント Sayat-Sayat Hut があった。午前 6時到着、管理人に、IDカードを提示し、事務所から送られてきている、メンバーリストと照合される。
チェックゲートを通過する、空も少しづつ明るく成ってきた。東の空が赤く焼けてきていた。
いよいよ、岩盤上を歩く、キナバル山は、標高4,095mで、東南アジア最高峰の山、山全体が一つの岩体(花崗閃緑岩)で出来ていると言われているが、中腹に流紋岩が有るらしいので、地下から上昇過程で表層を被っていた堆積岩を押し上げる時、傾いたのだろう。キナバル山は現在でも年間、5mm位の上昇をしているらしい。登山道は見通しが良いので、皆それぞれが、好きな所をマイペースで登る。
山の上に二つの岩峰が見える、Donkey Ear’s ドンキー・イヤーズ・ピーク(ロバの耳)と言う、標高4,054mの頂き。
「線路は続く、何所までも」ではないが、ロープは続く、何所までも、である。それと周辺の岩盤の浸食のされ方は、もの凄い。また、日本と比較するが、風と太陽の力、顔がチカチカと痛い、陽に焼けたのかなと思っていたら、砂粒が飛んできて当たっていた。岩の表面が太陽で熱せられ、構成結晶の膨張率が違うからか、崩れて砂粒となって強風に乗り飛んでいた。強い風のせいで、砂は吹き飛ばされ何所にも全くない。また、岩盤はキャベツの皮の如く、厚さ30センチ位で八畳の間くらいに、ひび割れして少しずつズレ下っている。これは太陽熱による膨張剥離でしょうか。
山頂を目指し歩む、赤道直下でも陽が射さないと寒い、皆、冬の帽子、フリーズとかで防寒対策をして登る。
今朝、小屋を出て、3時間、富士山を越えた。皆、日本を出た感じだと、握手をし合う。
最後の標高表示板、標高3,929m、あと、160mほど登れば良い、距離としては、700mで有る。標式の右奥に見えるピークは、サウス・ピーク 標高、3,933m。
つぎは、山頂に立ちます。
つづく
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