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ブログ/2015-05-24

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2015-5-22の夜間調査

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写真1

ヌシです。
 午後7時、生息地を守る会代表のTさん宅に総勢18名が集合してくれました。初めて参加される方、久しぶりの方などで賑やかでした。いままでは昼間の幼生調査が忙しく、夜間の分布調査は久しぶりのことです。(写真1)

 今回は、オオサンショウウオの移動や遡上などを制限していると思われる堰直下の個体の実態を調査しました。今日のポイントはS堰とN橋直下の堰の2地点です。

 S堰ではすぐに6匹の個体を捕獲できました。すべて再捕です。小さな堰ですがオオサンショウウオ達は上って行けないようです。ここは餌の魚も極端に少なく、ほとんどのサンショウウオ達は痩せています。腰骨、背骨の分かる子もいます。ピンチです。「ちょっと放っとけんのう~、2011年の子の二の舞に?」とヌシ。(写真2,3)

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写真2

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写真3

 計測・記録・観察後、皆で相談し、餌の豊富な少しでも良い環境と思われる上流側に分散して放流しました。このような事実が分かり、「調査して良かった~」と思いながら、ヌシは前半部のみ同行しました。後半は数キロ下流のN橋直下で7匹を確認したようです。ここの子たちには問題がなさそうでした。
 
 一晩の数時間のうち、計13匹の成体を確認できました。堰の存在は彼らの産卵行動だけでなく食餌行動も制限していることが分かりました。



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