自然に親しみ、観て触れて学びながら、自然を守ろう

ブログ/2015-11-12

Top / ブログ / 2015-11-12

帝釈峡の化石岩石を訪ねて

画像の説明
添付1 広島県庄原市東城町 2015年11月10日

「てかり」です。
 10日に、「O」先生の中国新聞カルチャークラブ講座「日本列島のなりたち」で、庄原市東城にある大理石鉱山の見学に行くとの話を聞き、是非連れて行ってほしいと、お願いしてついて行きました。 若い頃、仕事で東城の付近は随分歩いたが、鉱山の中に入ったことは無かったので、入って見たかった。事前に入所許可を貰っておられたので、乗っていったバスで鉱山の中まで入れた。

 鉱山の採掘場は、ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る重機の削岩機の音が響いていて、砕かれた大理石の塊をパワーシャベルが鉱山ダンプに積み込んで、選鉱場まで運んでいた。(添付1~4)

画像の説明
添付-2

画像の説明
添付-3

画像の説明
添付-4

 入場して、「O」先生から、化石の見つけ方を教わり、皆、宝探しの様に石をひっくり返したりして探した。フズリナの入った石を発見。(添付5、6)

05-15111021-フズリナ化石-1.jpg
添付-5

06-15111022-フズリナ化石-2.jpg
添付-6、表面拡大 

 少しして、鉱山の人が来られたので、色々と質問した。

 ダイナマイトは、何時爆破させるのか。? 
 ・ダイナマイトは、夕方爆破して岩盤を破砕しておいて、翌朝から運び出すとのこと。

 段状に掘っていっているのはどうしてか。?
 ・段状にしてあるのは崩落防止で、1段の高さが7メートル以内とのことで、法的に規定されている様。

 すり鉢状になっているが水は溜まるのでは。?
 ・湧水や、雨が降れば溜まるのでポンプでくみ出している。

 素人のたわいもない質問にも、丁寧に答えて頂いた。最後に化石の入った石を許可を受けて採集した。選鉱された大理石は、不純物も入っていなくて、非常に綺麗である。(添付9、10)

09-15111025-採掘大理石鉱石-1.jpg
添付-9

10-15111026-採掘大理石鉱石-2.jpg
添付-10、表面拡大

 帝釈川を雄橋まで歩いた、途中、鬼の唐門のところで、魚卵状石灰岩化石の入った石を見た。(添付7、8)

07-15111023-魚卵状石灰岩化石-1.jpg
添付-7

08-15111024-魚卵状石灰岩化石-2.jpg
添付-8、表面拡大

 紅葉が瀬の付近で、枕状溶岩の露頭が有るとは、びっくりしました。帝釈川が基盤岩の上を流れている事を初めて知りました。もう少し周辺も見たい欲が出ました。

 周辺の紅葉は終わりに近く、冬を招いている様子で陽がかげると、一寸わびしく感じました。

 ちなみに家に帰って、ザックを計ったサンプルの石で、17キロもあった。楽しく大変貴重な一日でした。



コメント

  • 先週末のお天気はパッとしなかっただけに、清々しい晩秋の貴重な体験でしたね。
    17㎏のお土産・・切断、研磨、整理、観察と年内一杯は忙しいですねwww -- ヌシです 2015-11-12 (木) 15:11:01

認証コード(4951)

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional