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ブログ/2016-04-23

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幼生の引っ越しをしました

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(写真1)東広島市豊栄町 2016年4月22日

ヌシです。
 トップの4月23日付中国新聞記事に関連します。4月22日は冊子「オオサンショウウオがいるらしい」(書籍紹介参考)のイメージそのままのシバザクラが満開の一日でした(写真1,2)。

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写真2

 参加23人は通常調査で成体2匹と幼生59匹(前年度幼生1匹を含む)、他水生生物を捕獲・計測・記録しました(写真3~5)。

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写真3

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写真4

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写真5

 今回は初めて幼生46匹を堰直下に放流しました(写真6)。

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写真6

 その理由は、この堰の通常の水量の場合、奥の青い鉄扉が開くと溜められた水や幼生たちはその鉄扉側に分水・分散され、鉄扉の向こうの延々と続くU字溝に流されていき、こちら側での生存の可能性は限りなく低いと判断されているからです。そのため右側の椋梨川本流部分に放流しました。彼らの本来の川で生き続ける可能性を高めるためです。

 出会いから6年目に入りました。この間ひたすら川の中で彼らを探し、捕獲・記録・再放流してきました。同時に経験やデータを分析・討議していくうち、オオサンショウウオの目線で見ると、ここの生息環境はいろいろ厳しい問題が多くあることが分かってきました。例えば、移動を阻害する多数の堰の存在、生息・産卵巣穴を作れないコンクリート護岸、上流側で繁殖した幼生がうまく本流側に流下しない構造などなど。現状を目の当たりにすると、本当に彼らの消滅の最前線に立っている気持ちになってきます。

 しかし、問題を解消するため、知りえた事実をもとに、まず私たちのできる範囲内で保護活動を始めました。おかげさまで、前年の夏から始まった痩せた子(チップNo.○○2943・写真7)の移動や先月の緊急保護の子(チップNo.○○1962)は順調に体重を回復しているなど、好結果を生んでいます。また、今日は初めて幼生の分散放流を実施しました。いままでは実態調査が優先したのでこれらの保護活動はできなかったのですが、やっと始まった小さな動きです。しかし、大きな意義があると確信しています。今私たちはオオサンショウウオが生息していけるよう応援する次のステージに立ち、またそれらを広く展開する出発点に確実に立っています。彼らがこの川で命をつなぐ道すじがやっと見えてきたように感じています。それは希望の光のようです。

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写真7

 中国新聞の記者さんや広島ホームテレビのJステーション「地球派宣言」のスタッフの皆さん、長時間の熱心な取材ありがとうございました。(写真8~10)

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写真8

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写真9

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写真10



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