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ブログ/2017-09-07

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2017年オオサンショウウオ産卵行動調査

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写真1

ヌシです。
9月に入り、いよいよオオサンショウウオの産卵時期、一年が始まりました。
当地では例年9月上旬に産卵が確認されていますので、巣穴の現況を知るため、
9/4(月)の昼間、豊栄町の椋梨(むくなし)川と三篠(みささ)川の2河川で、参加メンバー7人が2班に分かれて産卵行動を観察しました。写真1

椋梨川では6年連続6回目、三篠川は全国大会以来の調査になります。
「産卵前の個体に触ると産卵が半日程度遅れる。産卵後、巣穴から出てきた個体を捕獲して計測・記録するように」とK先生から助言を受け、ヌシはM会員さんとともに“シミズクンイヤ”の対岸の山の斜面に陣取り、6時間ほど観察しました。
イヤ(巣穴)のヌシの“シミズクン”が約1時間間隔で、イヤ前から下流に向けてパトロールしました。写真2 写真W会員

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写真2 写真W会員 

10分間程度、川中をゆっくり横切って右岸から川下に、あるいは左岸から川下に移動してイヤに戻っていきます。まるで、潜んでいる♀の様子を探っているように見えました。
ほかに2匹を目視で確認。このうち1匹は写真が撮れました。この子は誰なのか?は斑紋から判断するしかありません。腹部がやや膨らんでいるように見えます。写真3、3‐1,3-2

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写真3

画像の説明
写真3‐1

画像の説明
写真3-2

この2匹の動きも注視したのですが、残念ながら全く動きませんでした。

もう一班の4人は三篠川に向かい、模式的な産卵巣穴(K先生談)とヌシやほかの成体を確認。その後、椋梨川のほかのイヤを調査しました。1つのイヤでヌシと成体を確認。
終了時間になりましたので総括しました。
椋梨川では2か所のイヤ(産卵巣穴)とそれぞれヌシを確認。集合している成体3匹を確認。三篠川では1か所のイヤとヌシ、ほか成体1匹を確認できました。
シミズクンイヤでの産卵は今夜以降と結論。17:00 調査を終え解散しました。
「日暮れが早くなったな~」と、深まった秋景色を見ながら帰路につきました。写真4

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写真4

参加してくれた皆さん、いつもお世話になる地域センターさん、ありがとうございました。

参考→オオサンショウウオの一年
   ブログ/2016-09-06



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