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ブログ/2017-09-13

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三篠川“ヤシャブシイヤ”の観察

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写真1

小ヌシです。
今日は、オオサンショウウオの本物のヌシに敬意を表して、自称は「小ヌシ」です。
9/6(水)、外出時にK先生から「今日は産卵日なので三篠川の巣穴の観察に行きませんか?」と、お誘いの電話があり、「昼から合流します」と返事。途中、広博のS先生のところに立ち寄り、豊栄町の三篠川に行きました。そこは源流に近い自然度の高い場所です。写真1

先着のK先生は午前11時ころから観察を始められ、「今(午後3時)まで、ヌシが時折巣穴から顔を出す程度だ」と言われました。
「何はともあれ、ここの“ヤシャブシイヤ”(巣穴名の命名はK先生)は絵に描いたような典型的な産卵巣穴です。ぜひとも見てください」とK先生。
「初めて三篠川の巣穴を見せてもらいました。小さなワンドの浅瀬にオオサンショウウオがやっと入るほどの小さな入り口、入り口の前にはヌシが掻き出した新しい砂の半円形の土手をつくっている。なるほど、位置・構造など、先生がいつもおっしゃっている産卵巣穴のとおりですね」と私。立派な巣穴です。その巣穴から80㎝級のヌシの大きな頭が。写真2

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写真2

ここは相当数が下流から遡上できそうなので、大勢の個体が集まる彼ら本来の産卵が期待できそうな場所です。気持ちの良い所です。しかも観察が容易です。

付近に魚の姿が見られないのは気になりましたが、今までの皆が食べてしまったからでしょうか?動きがない。メインの産卵は終わった?のかもしれません。。

「ここのヌシは用心深いのか、呼吸の時もなかなか体を出さない。もう5㎝出てくれれば個体の確認ができるのに。」(K先生談)

5時間も巣穴の前に座り見続けた日暮れ時、ヌシしかいないはずの巣穴から、思いがけなくもヌシとは違う小さいオオサンショウウオが出てきた。「えっ、いつから入っていたんだろう。これだから産卵行動の観察はむつかしい。」とK先生。運よくこの小ぶりな♀を捕獲。計測・記録しました。四肢正常。チップがはいっている。ナンバー…18212を確認。3年前(2014.8.18)の再捕です。腹部の膨満感、総排出孔からの卵索も見当たらないので、まだ産卵はしていないと判断できます。今夜産卵というタイミングでしょうか。計測後♀をリリースしました。写真3

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写真3

その後、さらにヌシを待ったのですが巣穴から現われず、観察を断念して帰路につきました。

小ヌシは何度かここに来たことがありますが、今回初めて三篠川の調査をさせてもらった気持ちです。山一つ向こうのいつもの椋梨川と違って自然度が高い川のようで、後日の調査にはまた参加したいと思いました。

調査した三篠川、椋梨川の2河川は、どうやら例年と同じような動きをしているようです。
オオサンショウウオたちは時を間違えずに産卵行動をしています。不思議です。

小ヌシはオオサンショウウオ以外、岩石や地形にも興味がありますので、河床の岩盤の“高田流紋岩”や節理、三篠川の“河川争奪”などの情報が隠されているように感じました。

参考→広島県向原地域の河川縦断形が示す 河川争奪(流路の変動)



コメント

  • 素晴らしい体験でしたね!良かったら次は自分もお誘い頂けると嬉しいです。 -- なつき 2017-09-14 (木) 13:21:03
  • はい、お誘いしますよ。ヌシの確認や幼生の確認が必要でしょうから。
    その時はお願いします。
    -- 小ヌシです 2017-09-14 (木) 14:46:31

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