ブログ/2018-02-21
50年先また会いたい2018‐その3
小ヌシです。
豊栄小学4年生19人が到着しました。環境対策課のSさんや広大のS先生、地元のSさんの挨拶、説明に続き、さっそく川に向かいます。写真1,2,3
本日前半は私たちが第6区間と言っている最も重要で貴重な場所での学習です。
大人たちのサポートで川を渡ります。写真4,5
捜索開始です。いました、いました。今年も逢えました。
陸上で、タライの中の落ち葉を探る子どもたちがにぎやかな歓声をあげます。写真6,7
体長5㎝前後のオオサンショウウオの赤ちゃん(幼生)です。写真8
捜索15分間で8匹ほど捕獲できました。この数から推測すると、昨秋、相当数が産卵され、順調にふ化し、巣穴から離散したものと判断できそうです。赤ちゃんは2012年2月15日に発見、2018年2月まで連続7年、ここでは赤ちゃんが確認されてきました。すごい場所です。
みんなで赤ちゃんたちの体長・体重・後肢の指の状態などを計測、観察、撮影、記録します。ヤゴなどの水生動物も記録後、落ち葉もすべて元の場所に放流します。写真9
短時間でしたが、みんなに私たちの赤ちゃん(幼生)調査の実態、どこで何をしてきたかを理解してもらえたと思います。
さらに、ここの幼生がその後どこに行くのかということを理解していただくため、少し下流に移動しました。今日の幼生放流の核心部分です。高いコンクリートの堰堤です。写真10
この堰に接続されている用水路の鉄扉が開くと、多くの幼生がそちらの方に流されていきます。
用水路の鉄扉が開く前に、幼生の生存率を高めようと、捕獲したいくらかを本流の下流側に放流しています。今年で3度目になります。
ここまでが今日の前半部分です。
~つづく
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