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ブログ/2018-03-26

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オオサンショウウオ幼生調査&生態調査 Part2

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写真1

こんにちは~また登場。サクリアです!
それでは、オオサンショウウオ幼生調査の結果を!
ドゥルルルルルルルル(ドラの音)  ジャン!!!!!!!

幼生97匹 + 成体2匹 =99匹のオオサンショウウオ~
[写真1・2・3]

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写真2

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写真3

100匹近く・・・
はてさて、読んでいる皆様はこれを多いと思いますか?
私は多いと感じました。特別天然記念物がこんなにいるものなんだと。

でも、沢山いるように感じるベビー達は、川の堰に阻まれて田んぼに流れ込んだり、
水路に流れたりして死滅している可能性があるのです。
このコ達がこの先大きくなれる環境が今はほぼ無いのです。

生まれた幼生が沢山見つかったことより、この幼生達が大きく育って、また会えることが大切なのです。

ガサガサが終え、オオサンショウウオ達や他の魚類・水生昆虫などの数を数えます。
カワムツ・ドンコ・ヤゴがほとんどでした。
そして大きなイシガメやアカザ、なんとオオサンショウウオの卵殻まで!
[写真4・5]

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写真4

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写真5

オオサンショウウオは体長・体重測定♪
(穴あきおたまで掬われる幼生ちゃん、めちゃめちゃ可愛い( *´エ`))
[写真6]

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写真6

成体もマイクロチップの確認・大きさなどチェック(これまたたまらなく可愛い(-ω-。`))
[写真7・8・9]

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写真7

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写真8

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写真9

広島大学さんが幼生30匹を持ち帰り、少し大きくしてワイヤーチップを入れ、1年後に放流されるそうです。
残りの幼生は捕獲した場所から堰の下、少し下流に放流しました。
[写真10]

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写真10

※通常、特別天然記念物の移動は許されておりません。
 先生方の研究のお陰で特別に許可がおりています。

終了後は自然研の会長さんからの差し入れと温かいコーヒー。[写真11]

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写真11

4時間近く外での作業。
コーヒーってこんなに美味しいんだって感じた瞬間でした。

それもこれもオオサンショウウオのおかげ。
この可愛いおててを見てください!![写真12]

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写真12

また来年・再来年 毎年このコ達に会えますように。

昨年の幼生調査の様子(ひえ~昨年は大雪だ~~(゚□゚;))
http://benriyamoku.lolipop.jp/index.php?%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%2F2017-04-04



コメント

  • サクリアさんの詳細な投稿で、幼生離散調査の雰囲気がよくわかります。
    ありがとう。2012年9月に産卵を初確認、翌年の1月から毎年、寒い日も大雪の日も、みんなで苦楽を共にしてきました。
    こんな調査をしているところ、調査ができるところは、おそらく日本でここだけ?でしょう。
    -- 小ヌシです 2018-03-26 (月) 13:03:58
  • 私の知識がまだまだ少ないので、足りない情報などあると思いますがお許しを。でもこんなにわいわい楽しく調査できるのも日本でここだけなんじゃないかと(笑) -- サクリア 2018-04-04 (水) 16:15:50

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