ブログ/2018-07-06
豊栄小学校の2018自然観察会に(2)
小ヌシです。
ここまでの川の中ではオオサンショウウオは見つかりませんでした。
しかし今まで、この場所の巨大なコンクリート堰直下では何度も複数確認されています。
遡上を阻まれた彼らのたまり場のようになっていますので、さて今日はどうでしょうか。
少し深いので、大人の会員さんに探してもらいます。
いました!写真1
陸上の子どもたちのどよめきが聞こえます。
ケースに入れて観察です。手袋を外して直接さわってもらいます。写真2
総排出孔でオスかメスを判断します。写真3
リーダーでチップの確認をします。再捕の愛称“ハシモトサン”でした。写真4
いつものように体長、体重を計測記録します。
ちょっと見、大きな変化はなく元気そうでしたが、足の裏の傷が痛々しいですね。写真5
この傷の原因は繁殖行動でコンクリート堰を遡上しようとしてできたものでしょうか。
この川には数多くのコンクリートの堰や「風船堰」が存在していて、彼らの移動や繁殖を阻害しています。私たちは「堰問題」ととらえ、何とか解決したいと模索していますが、まだ根本的な解決策は見つけていません。そんな状況ですから、先月の廃校のプールを利用する「一時保護施設“オオサンショウウオの宿”」の開設は急がれます。
ここで広博のS先生からサプライズがありました。
~つづく~
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