ブログ/2020-02-04
私の旧陸軍被服支廠
かやネズミです。
被服廠解体の是非が問われています。私は赤レンガの異様な四棟の建物群を見ながら子供時代を過ごしました。八年前に他界した母は被爆者で女学生時代に被服廠で働いていました。母は原爆の事、被服廠の事を私たち子供に語ることはありませんでした。その後、私はこの地を離れましたが最近この被服廠解体の是非が取り上げられるのを機に改めて自分の目で確かめたく現地を訪れました。写真1
昔は周囲に水路=どぶ川がありましたが現在は舗装された道路になっていました。建物内に入ることはできませんでしたが外壁のレンガには触れることが出来ました。1棟が100m×4棟=400mの長大な外壁レンガにひび割れや脱落が皆無だったこと、築100年の歳月を感じさせない風合いはまるで絵画を見るがごとき美しいです。窓の建具や樋などに腐食はみられるものの構造体はしっかりしているようです。広島はデルタ地帯で軟弱地盤の為、基礎工事には多大な創意工夫がされていると聞きました。軍服を作った巨大なレンガ造りを後世に残す目的が問われています。
中国新聞 2020年2月3日付
(聴衆中央 かやネズミでチュー!(^^)!)
コメント
- かやネズミさん、お知らせいただき、ありがとうございます。
小ヌシにとっても、いろんな思いのある建物なので、じっくりと意見交換したいですね。 参考→ブログ/2013-11-26 -- 小ヌシです 2020-02-04 (火) 10:36:08