ブログ/2021-08-10
初放流の個体のその後
小ヌシです。
ちょうど一年前の2020.8.27に、「オオサンショウウオの宿」で保護・養育していた個体
“ドンドンブチ”* の初放流を報道関係者に公開し、実施ししました。小ヌシは翌日の豊栄小学校さんの行事に備え、「連ちゃんはきついな」と参加しませんでしたが、皆さんからは結果の情報をいただいていました。このHPの「新着情報2020年7月~12月」や「オオサンショウウオの関連記事」には当時の新聞記事をアップさせていただき、それで良しと思っていましたが、今回新たな知見が得られたので、遅くなりましたが、一年前の「公開放流」の報告も含め、お伝えします。実は・・・。写真1
その前にまず、広島大学総合博物館 (hiroshima-u.ac.jp)のHPトップ新着情報から。
2020.09.02
清水准教授・池田(誠)契約技術職員らが一時保護施設「オオサンショウウオの宿」(豊栄町)で保護していた個体の放流を行いました。中国新聞(8月28日付)やRCC・TSS・カモンケーブルテレビなどで、その様子が紹介されました。 ・・・・・・
など、マスコミの方が多く来られた様子に、小ヌシは少し悔しい思いをしました。
実は、前回7月30日の調査(ブログ/2021-08-02)のデータの「堰直下で1匹確認」(写真3)の個体のチップNo.~277622で、この子は昨年の公開放流の個体だと分かりました。
この11ヶ月間で放流場所から2区間、距離にして約1キロ程度下っていたことになります。放流前の2020年7月の大増水は把握していますが、それは影響ないと思いますし・・・、この子のこれまでの行動履歴は分かりません。面白そうです。
「初放流」に話は戻ります。以下、取材してくれたマスコミさんから。
RCC「中国放送」さんからです。保護中の“ドンドンブチ”です。 写真2
カモンケーブルテレビさんからです。「宿」内部の様子、放流に出発、放流の模様など。
写真3~8
放流した“ドンドンブチ”です。皆さんのおかげで立派な体になりました。写真9
画像を提供してくれたS先生、F会員さん、K先生ありがとうございました。
おかげで、記念すべき初放流の模様がよく分かりました。
*“ドンドンブチ”とは、この個体が発見された場所の「どんどん渕」にちなんで、このたび付けられた愛称です。
参考:中国新聞デジタルさんに動画があります。↓
オオサンショウウオ放流 東広島市、施設が初保護の1匹 | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp)2020.8.27
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=675804&comment_sub_id=0&category_id=112
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