ブログ/2021-12-15
講演会と朗読劇に参加(2)
小ヌシです。
講演も無事終わり、続いて「あらむ」さんの朗読劇です。写真5-1
「望郷の海」を創る、と題して演出担当の渡辺能弘さんがそのいきさつを書かれておられます。「大変だったんだ~」と納得。
一つの劇が出来上がっていく光景が浮かんでくる良い話でした。写真5-2
テンポの良い太鼓から「望郷の海~漂流伝説~」の幕開けでした。朗読という手法の劇を生で初めて見せてもらいましたが、違和感はなく、上手くまとめられていました。写真5-3,4,5
最後は原作のY先生から劇団「あらむ」のメンバーに花束が贈呈されました。
労をねぎらわれた?のでしょうか。Y先生、良かったですね。写真6
A4サイズ140頁の資料「漂流記の世界」は圧巻です。地元、仏家、教育者などの先生の視点から書かれたこの本は、「他人事」ではなく「主人公善松」の気持ちに寄り添い、出来事、歴史を「生身の人間」の血の通った視点でまとめられているように思いました。また、総合的によく調べられ記述されていますので、大変勉強になりそうです。日本の「漂流記」の総集編と評しても良いような、23年間の先生の思いが込められています。写真7-1,2,3
会場で、息子さんご夫婦、当会のFさん、「安芸津町史」のN先生とも久しぶりの嬉しい再会ができました。
お誘いいただいたY先生、ありがとうございました。
「こんな素晴らしい演劇が観られる安芸津の人が羨ましい。また、この「善松」の貴重な体験が長崎奉行所から幕府に伝わっているとすれば、開国に向けての重要な情報になったかもしれない」など、思いをめぐらせながら帰路につきました。 ~おわり
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