ブログ/2022-03-01
思い出の行事から(3)
◆アカテガニの産卵
小ヌシです。
早いもので、もう3月。畑の梅林も満開ちかくになりました。気ぜわしくなりますね。
“コロナ”の第6波もピークは越えたようですが、まだ予断は許しません。ご自愛ください。
さて、続けて古い話で恐縮。
先月のブログ/2022-02-25で紹介させていただいた安芸津町の「木谷はっけん野あそび会」主宰のF会員さんから、「アカテガニの産卵を見に来られませんか?」とご案内を受け、当会有志とともに参加しました。2011.8.29夜の東広島市安芸津町木谷赤崎の海岸です。
写真1
アカテガニがぞろぞろと次から次に海岸に集まっています。よく見ると、お腹に卵をたくさん抱えています。どのくらいの期間を抱えるのでしょうか。
カニどうしは争わず、粛々と、先を急いでいるようでした。水際にたどり着くと、お腹を何度も震わせ、海中に卵を拡散させています。その振動で水紋が生まれ、産卵です。
母なる海に次の命を託すカニたちの姿に襟を正す思いでした。
あちらでもこちらでも次々に産卵が繰り返されます。海中では、多くの魚達がその卵を食べようとうろうろしています。生存競争の厳しさがあります。
大潮とか、満潮とかの産卵の条件は知りませんが、初めて見る「産卵シーン」でした。
産卵を終えたカニ達はゆっくりと戻っていくようです。写真2~6
アカテガニを「普通のカニじゃん」ぐらいにしか思っていなかったのですが、カニたちのこうして一斉に、決まった日、時刻に産卵する姿には驚かされました。私たちの身近なところで命を繋いでいたんですね。知りませんでした。
観察に参加された皆さんも今夜のカニ達の命の営みに感動されたようです。写真7
誘ってくれたFさん、そういえば、以前、ウミボタルやシロウオも見せてくれましたね。
“ホボロ”から始まった今まですべてが貴重な初体験でした。ありがとうございました。
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