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ブログ/2022-03-25

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1826年3月27日(旧暦文政9年2月19日)は?

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写真1 「江戸参府紀行」 

小ヌシです。
今から約200年前のちょうど同じ時期の記念すべき出来事なのでアップしました。
シーボルトの「江戸参府紀行」(訳 斎藤 誠)平凡社 昭和42年(小B6判P347)によると、彼がオランダ商館長に随行して長崎出島から江戸まで旅する途中、この日、オオサンショウウオに出会ったことが書かれています。写真1,2,3,4

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写真2 目次

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写真3 目次

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写真4 行程図一部

鈴鹿山中で見つけたSan-sjo*-no-iwoをオランダまで持って帰ったわけですが、
そもそも、シーボルトが使った単語は何なのか?語義は?原文から彼の初見の感想が知りたいと思います。六章P165のオランダ語、ドイツ語?その部分の訳文です。↓
~一匹の珍しいサンショウウオ(San-sjo*-no-iwo)を手に入れた。
すなわち山に棲息する魚で、鈴鹿山、とくにオクデ山の渓流にいるもので、そこからときどき岸の湿地にやってくる~、 と書かれています。写真5

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写真5 6章のはじめ

このあたりの疑問を安佐動物公園のTさんに伝えると、「シーボルトのFAUNA JAPONICA(確かドイツ語だったかと・・)がハンザキ集覧に載っています」と言われたので、ハンザキ集覧を探してみようと思います。
改めてこの「江戸参府紀行」を読んでいると、シーボルトの目線(博物学的視点)で見た当時(江戸時代後期)の日本人、その社会、自然の有様や風景が浮かんでくるようで楽しいです。今まだ拾い読みですが、ゆっくり読み続けたい本です。

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写真6 訳者あとがき

参考:ブログ/2016-02-11(ハンザキ集覧)



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