ブログ/2022-08-30
2022年8月25,26日夜間調査(2)
小ヌシです。
椋梨川でのオオサンショウウオの夜間調査は約11カ月ぶりになります。
25日午後6時30分、いつもの地域センターに15人(教育委員会文化課さん、メディア関係者を含む)が集まりました。
私たちは調査区間を、堰を目安に下流から0~7に区切っています。今日は4区を1班さん、6区を2班さんに分かれ、各水中班が捕獲、計測、記録、放流しました。小ヌシは陸上班です。
写真1は4区の堰直下で、産卵のため?堰を上ろうとしている個体です。
初めて見る光景なので、まず、ご紹介します。写真1,2,3
その時、ここの水中班はだいぶ下流にいたため、この子の対応を陸上班にお願いし、6区の2班さんに移動。
あとで、この子は計測、記録され、チップナンバーなどから合議の上、上流の5区に上げました。
当日の1班さんの開始当初の様子です。捕獲からの一連の作業は順調です。写真4
メディアさんが密着取材された2班さんの模様です。写真5
体長81㎝、今回最大のメス(チップNO.・・9122)です。実績のある子です。腹部膨満。
産卵巣穴の近くの岩陰で「その時」を待っているようでした。写真6
それぞれ区間の調査を終え、地域センターに集合し本日のまとめ。解散は11時でした。
皆さん ありがとうございました。さあ、また明晩も頑張るぞ。
今回、日本オオサンショウウオの会会長の桑原先生の寄稿文「オオサンショウウオの現在」に書かれている「人工堰が遡上を阻む」現象が椋梨川でも確認され、カメラに収めることができました。なお、今までの調査ではこの堰を越えた子は一匹もいないそうです。
つづく~
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