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2022年8月25,26日夜間調査(3)

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写真1 

小ヌシです。
昨日に続き26日午後6時30分、いつもの地域センターに11人(教育委員会文化課さん、メディア関係者を含む)が集まりました。
今日は3区を1班さん、5区を2班さんに分かれて実施です。メディアさんは1班に同行され、小ヌシは陸上班です。
この3区で巣穴とそのヌシ、もう一匹の成体を確認できました。写真1

3区はほぼ直線で、普段はゴム製の風船堰で区切っていますが、当日、風船堰は上流、下流の両側とも下がっていて水流がありました。ただ、水量はあまりなく、一部ヨシが繁っていて迂回したところもありました。現場は街灯がないので真っ暗です。メディアさんの照明が大いにその威力を発揮。写真2,3

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写真2 

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写真3 

こんなところに!?と、思いがけない場所に奥の深い巣穴がありました。
広博のS先生がオオサンショウウオをうまく誘い出してくれ、計測、記録後放流。
3区での巣穴は新発見になります。生息巣穴か産卵巣穴かはまだ分かりませんが、いずれにしても嬉しいことです。写真4,5

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写真4

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写真5

さらに上流側、小さな堰直下にオオサンショウウオがいました。計測、記録後、過去のデータを参考に、上流4区に放流しました。
水中を上流に向け、自由に移動していく姿にはいつも感動させられます。写真6,7,8

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写真6

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写真7

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写真8

今夜はここで予定終了し、地域センターに戻りました。
2班さんと合流したところで、本日のまとめや皆さんの感想などを聞かせてもらいます。
この時間も楽しみの一つです。写真9

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写真9

2日連続で調査をさせてもらった小ヌシの感想は、いままでの豪雨の影響でオオサンショウウオたちの絶対数は減ったまま、まだまだ回復しておらず、相変わらず消滅の最前線に立たされていると再認識させられました。しかし、そんな状況でも、残った子たちに「命を繋ぐ」産卵行動がみられたことが一縷の希望です。
参加された皆さん 連日遅くまでお疲れでしょう。ありがとうございました。
解散午後11時。

明日は豊栄支所で開催中の広博さんの「県央に自然史博物館がやってくる!?」のイベント、山﨑大海さんの「ゆるキャラとオオサンショウウオ」の講演会にちょっと顔を出そうと思っています。     ~おわり

参考:ブログ/2022-07-09(県央に自然史博物館がやってくる!?)



コメント

  • 凄い活動ですね。 広大・東広島市・地域の人達の活動素晴らしいですね。
    -- 忠海探検隊 2022-09-01 (木) 07:16:24
  • 忠海探検隊さん、コメントありがとうございます。
    地元の活動を引き継いで11年が過ぎました。だいぶ分かってきたようですが、
    イラスト「オオサンショウウオがいるらしい」の表紙のイメージには程遠く、現実はまだまだ。みなさんの「火」とともに、焦らず、続けていくしかありません。 ご声援のほど、よろしくお願いします。 -- 小ヌシです 2022-09-01 (木) 08:59:51

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