ブログ/2022-09-12
オオサンショウウオ幼生(赤ちゃん)の放流
小ヌシです。
9/8午後4時、保護施設「オオサンショウウオの宿」のある乃美地域センターに集合。
曇天で雨が心配されました。
「宿」では広博のIさんを中心に、賀茂北高校科学部の皆さん、乃美地域センター長のTさんや地元の皆さんが保護成体や幼生の養育を続けてこられたと伺っています。このたびのふ化後の幼生は1年近く、賀茂北高校の皆さんやセンター長のTさんや地元の皆さんが二日おきに餌やり当番をリレーしてこられたとのことです。
その放流に地元の方々を交え22人(テレビさんも含む)が参加して、教育委員会了承の上、椋梨川上流部の卵塊が発見された近くにその大部分を放流しました。写真1
作業前に広博のS先生が本日の段取りなどを説明されました。写真2
幼生たちはふ化時体長43ミリだったのが、皆さんのおかげで、11か月後は平均72ミリまで成長し、水槽も狭くなったため、放流のタイミングをコロナ禍や関係者の都合をみながら計っていたそうです。
やっと、今日という日を迎えることができました。保護室で放流用の小さな水槽に優しく移し、四肢に欠損がないか一匹一匹確認します。久しぶりに見る幼生はやはり可愛いものです。写真3,4,5
保護室は狭いので、密を避けるため扉は開放し、参加者を分散します。
外でも展示物の説明をされます。写真6
その後、全員が放流候補地に移動します。脚立で川に降り、皆で放流です。
この別れは若干のさみしさもありますが、とりあえず一段落ですね。
「元気でね!」と無事な成長を願いました。次回の調査で出会えると嬉しいですが。
お世話された皆さん、大変長い間ありがとうございました。
二人のご婦人が今日の行事を聞きつけて、遠く岩国市から来られていました。
年に1回あるかないかの行事を見学でき、ラッキーでしたね。写真7,8,1
参加された市内のHさんからメールが届きました。
↓
~今回初めてオオサンショウウオを見て「かわいい。長生きしてほしい」と心から思いました。目があったような気がしたので,私もいつか話ができるかもと希望を持ちました。~
気になった雨にも会わず、無事終了。さあ次は、今夜6時半からの夜間調査です。
参考:ブログ/2021-10-03
:ブログ/2021-11-10
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