ブログ/2022-10-25
「西条酒」仕込み水の話(2)
小ヌシです。
その「水」の疑問を追って、いざ「龍王山」に。
私たちにとっても大変懐かしい場所です。写真10,11
「みんなの広場」にあるように、自然観察会やセミナーでの展示会などで何度もお邪魔した「龍王山 憩いの森公園」です。その節は大変お世話になりました。ありがとうございます。
今回は公園の上端に湧く水から、沖村当会顧問も加わり、その後の過程を解説されておられました。写真12~16
久しぶりに見る花崗岩の“半尾川断層”です。大きく変わっていないようです。
あの「鏡肌」は今どうなのでしょうか?手前の花崗岩上にも多くの割れ目があります。
写真17~20
これらの割れ目などから大地にしみ込んだ雨水は、花崗岩の風化土壌を通る過程でミネラルを含んだ「中硬水」と変わり、一体何年かかって麓の酒造地帯に辿り着くのでしょうか?
また、この断層がどこまで伸びているのか?“三永衝上断層”(東広島の自然誌Ⅲ)との関係は?西条地歴ウォーク(ブログ/2020-06-05)の河川争奪にどんな影響を与えているのか?など、まさに「悠久の時」を感じながら、猪口一杯の酒をゆっくり飲んでみたくなりました。
このたび取材協力された竹野先生、沖村顧問さん、ありがとうございました。写真21,22
参考:龍王山の自然と遺跡 ほか多数
*2014年1月~6月(「山水賞」受賞新聞記事)
~終わり
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