自然に親しみ、観て触れて学びながら、自然を守ろう

福富町後谷地区自然観察会

福富町後谷地区自然観察会

平成20年7月27日


 福富町後谷地域の皆さんが、これまでもビオトープをはじめいろいろと活動されていることは伺っていましたが、「いきいきサロン」と呼ばれる集いをお世話されている難波久佳さんから、平成20年度の活動で“後谷の歴史と自然ウォーキング”を計画したいとの連絡をいただいたのが春先だったように思う。

 東広島市自然研究会としては、地域の皆さんとの交流を望みながらも実現できなかったことだけに、非常に嬉しいお知らせでした。お役に立てることでしたらと、早速、事務局で相談して下見―打ち合わせ(沖村・土岡・船越)をさせていただき、東広島郷土史研究会の堀越敬實先生(会員)、広島大学植物管理室の青山幹男先生(会員)・塩路恒生先生(会員)、そして同大学考古学研究室の古瀬清秀先生にご指導をお願いして、ひじょうに有意義な楽しい半日を過ごすことができました(参加者は地域の方々11名、会員18名)。

 地質学的には花崗岩地域で、古黒瀬川の堆積層(西条層)に比較される丘の上の堆積層や光蔵寺小松観音境内の流紋岩石柱について観察、堀越・青山両先生には、道々、気をつけて観察したい植物について分かり安く説明していただき、草との遊びをも思い出させていただいた。

 古瀬先生には、小松西第7号古墳を中心に地域の遺跡について興味深いお話をいただいた。石垣を築いて棚田用に整備された田圃の水路施設について、その構築様式に感動しながら集会所へ。

 昼食をとりながら地域の方々と会員のより深い交流を望んでいたが、午後は地域の行事と重なってしまったのが残念であったことを反省し、これからもいろいろな地域の方々との交流が実現することを祈りたい。


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集会所広場にて

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難波さん(左)

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流紋岩石柱「龍神石」

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「こうやって飛ばして遊ぶんじゃ~」:堀越先生

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おっ、飛んだ!:塩路先生

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シダ植物の説明中:青山先生

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次郎丸ビオトープで

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光蔵寺小松観音さんの説明:地元の方

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地元出土の土器を鑑定中:古瀬先生

画像の説明時代未詳の立派な石組農業用水路

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小松古墳を説明中:古瀬先生

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地元集会所でお弁当

東広島の自然(2008.12)No.40 掲載

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