ブログ/2013-04-15
葉桜観光
ミーアキャットです。
世界遺産吉野山に千本桜の葉桜を見に行ってきました(写真-1)。というのは,冗談ですが,1ヶ月前から予約の格安バスツアー故,日程変更ができず,今年の早咲きと先日来からの春の嵐で,ほとんど散った桜を見に行くことになってしまいました。広島からバス3台,約130人の大ツアーです。
バス駐車場に入るのに,先着のバスが30分おきに出てくれないと入れないという大渋滞。カラフルな観光バスが40~50台並ぶ光景は,まさに桜満開状態で壮観でした(ちなみに,バスの駐車料金は10,000円/3時間程度 と格別です)。
全国各地から数千人(?)の観光客が集まり,道路いっぱいに歩く光景は,『花見』というよりも,『人見』と言った方が適切です(写真-2)。
ホラ貝を吹きながら,東日本大震災などの募金を募る修験者の姿もありました(写真-3)。
奥千本への道中に,『金峯山寺』という大きなお寺があります(写真-4)。このお寺の苔むした石垣や比較的近年の石垣が,緑色片岩(塩基性片岩)からなるのを見て,ああ,ここは『三波川変成帯』なんだ・・・と実感しました(写真-5~6)。学生の頃,初めて愛媛県を訪れたときに,緑色片岩葺きの屋根をあちこちで目にして,驚いたことを思い出しました。平たく剥がれる性質を利用して,こういう使用方法もあるんだと・・・。
撮影スポットでは,小雨も降る中,あちこちに張ってあった吉野山の美しいポスターを思い浮かべて,満開時はこんなにあらん・・・と言いながら写真を撮る人を多く見ました(写真-7~8)。
みなさん,考えることは同じですね。ただ,私などにはとても手の届かない高価な一眼レフを持たれた方が,葉桜を撮られているのを見ますと,さぞかし名ショットを期待して来られただろうに・・・と少し残念でした。(私のは,椋梨川に落としてもいいような葉桜専用ですから,まあいいですけど)
『満開の桜をバックに記念撮影できますよぉ~』と大声で誘うスタジオのお兄さんの声が,なかなか的を得ていてユーモア的でもあり,哀愁もあり・・・。
しかしながら,土産物店のスカーフ,のれん,お菓子などは,まさに桜満開でした。『本物の桜が見られないので,写真撮らせてください』と店の方に頼むと,笑いながら快く応じてもらえました。それにしても,日本人の美的センスは,すばらしいと改めて思いましたね(写真-9~19)。
外人さんの観光客もたくさんおられる中で,せっかく外国から来られたのに満開時期が外れて可哀想と思いましたが,この土産物の光景は誇れると思いました。中の味覚は似たり寄ったりかも知れませんが,その美しさについ買いたくなります。(写真-9のスカーフは買ってしまいました)
キュウリの漬け物を箸に刺して,井戸水で冷やしながら1本売りしている光景は,私も珍しく感じたのですが,外人さんも写真を撮られていました(写真-20)。
ところで,道中で『猿』と『犬』がいましたので,『雉』はいないかと,注意して見たのですが,残念なことに見当たりませんでした(笑)。(写真-21~22)
コメント
- 「ヌシの部屋」は毎日ブログの花が満開でがんす、なぁ。当のヌシさんは会報編集で花見どころじゃーないでがんす、とか。 -- かやネズミ 2013-04-15 (月) 09:02:36
- デスクワークしながら、シバザクラ見物、吉野山見物させていただいています。軟弱なヌシは感謝、感謝です。さまざまな模様をアップされた、ミーアさんのデザイン感性に感心です。良いですね~。おかげで新会報の粗稿?が完成しました。
オオサンショウウオ特集を組んだため、いつもの会報の倍のボリュームです。
それでも、目いっぱい詰め込みました。これから、校正会議や見積もり作業を予定しています。スタッフのみなさん、ブログの書き込みよろしくお願いします。 -- ヌシです 2013-04-15 (月) 12:05:28 - ミーアさん。昨日のオオサンショウウオ調査のアップもお願いします。連チャンで大変でしょうが、よろしく。 -- ヌシです 2013-04-15 (月) 12:09:31
- 『いくらでも できる狂歌 できない短歌 ひとり寂しく ドンコと戯る』
(椋梨川河畔にて) -- ミーアキャットです。 2013-04-15 (月) 18:32:30