木次線
木次線
新枝幹夫
1. 木次線の駅を訪ねて
JR木次(きすき)線は,島根県松江市の宍道(しんじ)駅と広島県庄原市の備後落合(びんごおちあい)駅を結ぶ延長81.9㎞の単線ローカル線です。
図1 木次線位置図 (出雲の國斐伊川サミット/木次線強化促進協議会/ JR西日本米子支社監修のパンフレットより引用)
駅名は宍道から順につぎのとおりです。幡屋駅から三井野原駅には,神楽の演目から採られた駅の愛称が付けられています。
①宍道(しんじ)
②南宍道(みなみしんじ)
③加茂中(かもなか)
④幡屋(はたや)・・・大原郡家(おおはらぐうけ)
⑤出雲大東(いずもだいとう)・・・神阿多津姫命(かむあたつひめのみこと)
⑥南大東(みなみだいとう)・・・佐世の髪飾り(させのかみかざり)
⑦木次(きすき)・・・八岐大蛇(やまたのおろち)
⑧日登(ひのぼり)・・・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
⑨下久野(しもくの)・・・動動(あよあよ)
⑩出雲八代(いずもやしろ)・・・手摩乳(てなづち)
⑪出雲三成(いずもみなり)・・・大国主命(おおくにぬしのみこと)
⑫亀嵩(かめだけ)・・・少彦名尊(すくなひこのみこと)
⑬出雲横田(いずもよこた)・・・奇稲田姫(くしなだひめ)
⑭八川(やかわ)・・・脚摩乳(あしなづち)
⑮出雲坂根(いずもさかね)・・・天真名井(あめのまない)
⑯三井野原(みいのはら)・・・高天原(たかまがはら)
⑰油木(ゆき)
⑱備後落合(びんごおちあい)
18箇所の駅の内,16箇所が島根県,2箇所が広島県です。島根県の起点駅の宍道駅は山陰本線の駅であり,広島県の終点駅の備後落合駅は芸備線の駅でもあります。このためかつては陰陽を結ぶ重要な路線であり,広島⇔松江・米子間に,芸備線・木次線・山陰本線を経由する急行『ちどり』が走っていました(1990年廃止)。
現在(2014.6),直通便の宍道⇒備後落合は1便/日,備後落合⇒宍道は2便/日のようで,片道の所要時間は約3時間です。宍道⇔木次,宍道⇔出雲横田,木次⇔出雲横田,木次⇔備後落合間はもっと便数があります。
中国山地の急勾配区間を走るときは,時速30km/h以下となるようです。
この路線の中国山地部は豪雪地帯のため,冬季はしばしば運休区間が生じるようです。
この路線には有名な駅や列車,沿線の見所があります。
■亀嵩駅
松本清張の推理小説『砂の器』に登場するのがこの駅名です。近くの湯野神社の参道横には,昭和58年につくられた『砂の器 舞台の地』という記念碑があります。テレビドラマのロケ地ともなりました。
■出雲坂根駅
出雲坂根駅(標高564m)から,つぎの三井野原駅(標高726m)まで,標高差162mを一気に登るために,三段式スイッチバック方式が採用されています。(スイッチバックの回数は2回ですが,線路が逆Z型に三段になっているため,このように呼称されているようです)
■奥出雲おろち号(トロッコ列車)
4月から11月の間,金・土・日・祝日とゴールデンウイークや夏休み,および紅葉期間の平日には,木次駅⇔備後落合駅間(60.8km)に『奥出雲おろち号』というトロッコ列車が1往復走ります(指定席・定員64人)。機関車・トロッコ車両・控え車両(窓付き)の3両編成で,トロッコ車両の指定席券を持っていれば,控え車両の同一番号の座席にも座れるそうです。
木次駅発10:07⇒備後落合駅着12:24,備後落合駅発12:45⇒木次駅着15:02で,往復所要時間は4時間55分です。
■奥出雲おろちループ
出雲坂根から三井野原に至る国道314号は,大雨や大雪で度々通行不能となっていたため,昭和57年から10年間に亘って,日本一の二重ループ(区間長2,360m)が施工され,平成4年(1992.)に開通しています。
以下には宍道から順に写真や記事を載せました。
①宍道(しんじ)
写真1.1 宍道駅 写真1.2
写真1.7 ホーム 写真1.8 左側が木次線,右側は山陰本線
山陰本線のホームには,カラフルな電車が次々と入ってきます(写真1.8~1.9)。
②南宍道(みなみしんじ)
南宍道駅はなかなか場所が分からず,探しましたが,狭い道を歩いていくとありました(写真2.6)。
③加茂中(かもなか)
木次線は,標高の低い方向(宍道)へ向かうのが『上り』,高い方向(備後落合)へ向かうのが『下り』です(写真3.4)。
④幡屋(はたや)・・・大原郡家(おおはらぐうけ)
⑤出雲大東(いずもだいとう)・・・神阿多津姫命(かむあたつひめのみこと)
出雲大東駅は産直市場などと一体化された大きな建物です。
⑥南大東(みなみだいとう)・・・佐世の髪飾り(させのかみかざり)
⑦木次(きすき)・・・八岐大蛇(やまたのおろち)
写真7.9 ホームの乗車口付近 写真7.10 ホームにあるモニュメント
木次駅の構内には資料室があり,木次線の旧い工事写真,蒸気機関車の写真,ヘッドマーク,昔の機器などが陳列してありました。懐かしい急行『ちどり』のヘッドマークもありました(写真7.14~7.19)。
写真7.14急行『ちどり』のヘッドマーク 写真7.15『奥出雲おろち号』のヘッドマーク
⑧日登(ひのぼり)・・・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
⑨下久野(しもくの)・・・動動(あよあよ)
この下久野駅では,駅舎とホームの間でナスなどの野菜作りが行われていました(写真9.5~9.6)。
写真9.5 駅舎とホームの間で野菜作り 写真9.6 木次行きが到着
駅の構内には,藤原謙さんという方が描かれた『下久野界隈』,『全盛期の下久野駅全景』というすばらしい絵画が掲げてあり,感動しました(写真9.9~9.12)。
⑩出雲八代(いずもやしろ)・・・手摩乳(てなづち)
亀嵩が舞台となった映画『砂の器』(1974年)では,この出雲八代駅のホームが亀嵩駅のホームとして登場しているそうです。
⑪出雲三成(いずもみなり)・・・大国主命(おおくにぬしのみこと)
出雲三成駅は,国道に面したコンビニエンスストアと一体化した近代的な建物です。奥まった場所と鄙びた駅舎を連想して訪ねていたため,駅の近くに来ても気付かず,周囲を2回巡ってしまいました。
写真11.6 出雲三成駅の東方2kmにて 写真11.7 同上(木次行き)
⑫亀嵩(かめだけ)・・・少彦名尊(すくなひこのみこと)
駅舎の中にはそば屋さんがあり,『砂の器』に関する新聞記事,昔の写真,ここを訪れた多くの俳優さんなどの色紙が所狭しと張ってありました(写真12.10~12.13)
写真12.9 駅の構内(右がそば屋さん) 写真12.10 そば屋さんの中
■『砂の器』記念碑
亀嵩駅より北東に約3.5㎞走ると,湯野神社があり,その鳥居のそばに『砂の器』の記念碑があります。『松本清張 小説 砂の器 舞台の地』と書いてあります。
写真12-2.5 同上 写真12-2.6 小説『砂の器』の一部
石碑には,小説『砂の器』の一部が刻まれています(写真12-2.6)。
◇
出雲三成の駅から四キロも行くと,亀嵩の駅になる。昔はここで二又になり,線路沿いについて道は横田という所に出るのだと,運転の三成署員は話した。
ジープは川に沿って山峡にはいっていく。この川は途中で二つに分かれて,今度は亀嵩川という名になるのだった。亀嵩駅から亀嵩の集落はまだ四キロくらいはあった。途中には,ほとんど家らしいものはない。亀嵩の集落にはいると,思ったより大きな古い町並みになっていた。
ここは,算盤の名産地だと所長が説明したが,事実,町を通っていると,その算盤の部品を家内工業で造っている家が多かった。
小説「砂の器」より 松本清張
◇
別の石碑『砂の器記念碑叙事』にはつぎのように書かれており,松本清張さんの句も添えられています(写真12-2.7~12-2.8)。
写真12-2.7 砂の器 記念碑叙事 写真12-2.8 松本清張さんの句
◇
昭和三十五年読売新聞に連載された松本清張先生作小説「砂の器」は,不朽の名作として全国に脚光を浴びた。この序章に奥出雲の僻地亀嵩が登場する。被害者が語った一言の東北訛りを手かがりに,一刑事の探し当てた執念の地である。この村の鄙びた風景と素朴さとを舞台に,ここに現れた放浪の父子,これらを救うた駐在の巡査とのめぐりあわせ,そこからくりひろげられる栄光と挫折,揺れ動く宿命の織りなす壮大な大作が生まれた。
後年,脚本橋本忍,監督野村芳太郎氏らにより映画化され,小説舞台の地は広く国の内外に知られるとところとなった。
この地に著者による碑文の揮毫,原稿原文を名石に刻み,地域篤志家の賛助寄付により「砂の器」記念碑を建立し,ここに松本清張先生はじめ,映画製作関係名士等多数を迎え,除幕の盛典を行う。ここに吾ら郷党の喜びと感謝の序文を記すものである。
昭和五十八年十月二十三日
亀嵩観光文化協会
砂の器記念碑建立委員会
早春に東北訛の奥出雲 松本清張
(注:句読点は筆者記入)
◇
石碑の裏には,多数のお名前が刻んであります。主賓参列者として,以下の方のお名前がありました(写真12-2.9)。
作家 松本清張
シナリオライター 橋本 忍
映画監督 野村芳太郎
俳優 丹波哲郎
緒形 拳
山本陽子
湯野神社は,神社の由緒書きによりますと,出雲風土記などにも記載されている旧い神社で,亀嵩温泉に因みその守護神として”湯野神社”と称されるようになったとされています。参道沿いに樹齢およそ200年の老杉が立ち並んでいます。参道入口付近には,樹齢400年以上という大ケヤキがあり,町の天然記念物とされています(幹周り6.4m,樹高25m,写真12-2.11)。
この湯野神社は,平成16年1~3月にかけて放映されたテレビドラマ『砂の器』のロケ地となったそうです。
⑬出雲横田(いずもよこた)・・・奇稲田姫(くしなだひめ)
出雲横田駅は,社殿造り風の立派な建物です。ホームでは2両連結車が切り離され,備後落合行きと宍道行きになって去って行きました(写真13.5~13.8)。
⑭八川(やかわ)・・・脚摩乳(あしなづち)
亀嵩が舞台となった映画『砂の器』(1974年)では,この八川駅の駅舎が亀嵩駅の駅舎として登場しているそうです。
八川駅の構内には,トロッコ列車(奥出雲おろち号)の停車駅である木次駅から三井野原駅間の,神楽の演目から採った駅の愛称が張ってありました(写真14.8~14.19)。
写真14.9 木次~三井野原の路線図 写真14.10 木次(八岐大蛇)
写真14.11 日登(素戔嗚尊) 写真14.12 下久野(動動)
写真14.13 出雲八代(手摩乳) 写真14.14 出雲三成(大国主命)
写真14.15 亀嵩(少彦名命) 写真14.16 出雲横田(奇稲田姫)
写真14.17 八川(脚摩乳) 写真14.18 出雲坂根(天真名井)
⑮出雲坂根(いずもさかね)・・・天真名井(あめのまない)
写真15.1 国道上の標識 写真15.2 スイッチバックのデザイン
駅舎内のガラス窓に,上下線共に同じ方向に発車する説明図(写真15.7),逆Z型三段式スイッチバックの経路図(写真15.8)が張ってあります。
写真15.7 ホームの案内 写真15.8 三段式スイッチバックの方法
出雲坂根駅は標高564m,つぎの三井野原駅は標高726mで,標高差162mの難所を登るために三段式スイッチバック方式が採用されています(写真15.9~15.10)。
写真15.9 出雲坂根駅は標高564m 写真15.10 三井野原駅は標高726m
写真15.11右側①番,左側②番ホーム 写真15.12 左側①番ホーム
写真15.13 1段目分岐ポイント 写真15.14 川側線路
写真15.15 山側線路 写真15.16 右側が山に上がる2段目線路
(1)備後落合から来た木次方面行き(上り)
三井野原方面から下ってきたディーゼルカーは,山側のスイッチバック3段目線路に突き当たります。ディーゼルカーの両側に運転台がありますので,ここで,後部運転席に替えて,2段目線路を下り,出雲坂根駅の②番ホームに入ってきます。ここで,さらに前部運転席に替えて,進行方向に左側の線路に入り,木次方面に向かいます。
写真15.18三井野原方面から降りてくる 写真15.19 同上
写真15.20 ②番ホームに停車 写真15.21 ライトが消え運転席交替
写真15.22 前部運転席に点灯 写真15.23 木次方面にまもなく発車
写真15.24 宍道行き発車 写真15.25分岐ポイントで左側の線路に入る
写真15.26 同上 写真15.27 完全に左の線路(木次方面)に乗る
(2)木次方面から来た備後落合行き(下り)
①番ホームに入ると,後部運転席に替わります。進行方向に右上(山側)の線路に入り,スイッチバック2段目線路に突き当たります。ここで,運転席を前部に替えて,3段目線路を三井野原方面に登って行きます。
写真15.28 備後落合駅行きが入ってくる 写真15.29 同上
写真15.30 ①番ホームに停車 写真15.31 ①番ホームを発車
写真15.32 分岐ポイントへ 写真15.33 山側の2段目線路へ
写真15.34 山側2段目線路に乗る 写真15.35 山側2段目線路を登る
出雲坂根駅にはラッセル車が待機していました。豪雪地帯であることを感じさせます(写真15.37~15.38)。
■奥出雲おろちループ
現地の説明板にはつぎのように記載されています。
◇
「奥出雲おろちループ」は,日本一の雄大な二重ループです。
一般国道314号県境付近の島根県横田町三井野原から坂根間は高低差が170mにも及び,JR木次線もスイッチ・バック方式をとっているほど急坂で,幅員も狭く,大雨や積雪時にはしばしば通行不能となるなど,この路線の中でも一番の交通の難所となっていました。これを解消するため,建設省では全国でも数少ない二重ループ方式を計画し,昭和57年度から工事に着手しました。この区間は地形が急峻で地質も複雑で,気候も厳しいことから難工事の連続でしたが,新工法や新技術を活用することにより,これらを克服し10年の歳月をかけ平成4年4月23日に開通したものです。
・最小半径:1重目100m,2重目200m
・区間での標高差:105.0m
・交差点標高差:1重目約28m,2重目約90m
・区間長:2,360m
◇
写真15-2.1 奥出雲おろちループ 写真15-2.2 同上
写真15-2.4 奥出雲おろちループ 写真15-2.5 空中写真(Google earth)
写真15-2.12 三井野大橋の説明板 写真15-2.13 同上
三井野大橋の概要について説明板から一部を引用するとつぎのとおりです。
◇
三井野大橋は,二重ループの中で最大の構造物で,急峻なV字谷に架かり,下の道路との高低差が100mを越す橋長303m(アーチ支間195m)の上路式トラスドアーチ橋です。・・・下部工では,アーチ拱台の基礎に「斜め深礎杭」を採用し「NATM」(トンネル工法)により施工したもので,この形式・工法では,わが国で初めての試みとなっています。・・・
◇
写真15-2.14 開通記念碑 写真15-2.15 遠くの山の上に木次線
写真15-2.16 オロチのモニュメント 写真15-2.17 同上
写真15-2.20 天叢雲剣(草薙の剣) 写真15-2.21 道の駅内のポスター
⑯三井野原(みいのはら)・・・高天原(たかまがはら)
写真16.5 JR西日本で一番高い駅 写真16.6 スキー場
三井野原にはスキー場がたくさんあります。駅舎のストーブの煙突が豪雪地帯を感じさせます(写真16.2)。
⑰油木(ゆき)
この油木駅と終点備後落合駅が広島県です。
⑱備後落合(びんごおちあい)
写真18.1 備後落合駅を示す標識 写真18.2 備後落合駅
備後落合駅は,木次線の終点ですが芸備線の駅でもありますので,両方のホームがあります。
(2)スイッチバックを乗って体験
出雲坂根駅で車両の外からはスイッチバックの状況を1回しか見ることができません。それで,スイッチバックを乗って体験しようと,亀嵩駅に車を置いて,亀嵩駅~備後落合駅を往復してみました。
写真11 後部車両は宍道行きとなる 写真12 備後落合行き発車の準備
写真13 出雲横田~八川の車窓から 写真14 八川駅(車窓より)
写真15 出雲坂根駅手前の分岐ポイント 写真16 出雲坂根駅①番ホーム
写真17 車窓より②番ホームを見る 写真18 ①番ホームに停車
写真23 分岐ポイントにさしかかる 写真24 右側(山側)の2段目線路に入る
写真29スノーシェッドの中で3段目と合流 写真30 スノーシェッド内部
写真33右側の3段目線路を登る(後部から) 写真34 途中のトンネル(同)
写真37奥出雲おろちループが見え始める 写真38 奥出雲おろちループ
写真39 三井野大橋 写真40 油木駅南方の田園地帯を走る(後部から)
写真41 油木南方の鉄橋を走る(同) 写真42 同上
写真43 左側は芸備線,右側は木次線,もうすぐ備後落合駅(後部から)
写真44 備後落合駅①番ホームに到着 写真45 芸備線の車両
写真46 標識 写真47 左側が木次線,右側が芸備線(後部から撮影)
写真48 出雲坂根駅のSB近づく(同) 写真49 スノーシェッドの中で合流(同)
写真50 2段目分岐ポイント 写真51 右側2段目線路を降りていく
写真52 2段目線路を降りていく 写真53 1段目分岐ポイントが見えてくる
写真54 分岐ポイントが近づく 写真55 1段目分岐ポイント
写真58 ②番ホームに停車 写真59 ②番ホーム発車(後部から撮影)
写真60 分岐ポイントへ(同) 写真61 川側線路に乗り木次方面へ(同)
亀嵩駅⇔備後落合駅間,往復3時間25分の旅でした。
(3)奥出雲おろち号(トロッコ列車)
『奥出雲おろち号』は,ディーゼル機関車・控え車両(窓付き)・トロッコ車両の編成です(図1)。
図1 『奥出雲おろち号』の列車編成 (出雲の國斐伊川サミット/木次線強化促進協議会/ JR西日本米子支社監修のパンフレットより引用)
『奥出雲おろち号』を出雲三成駅から備後落合駅の間で撮影しました。下り(木次駅⇒備後落合駅)はトロッコ車両を前方にして走ってきました。
写真1 出雲三成駅の東方2kmにて 写真2 同上(トロッコ車両が前)
写真5 同上(トロッコ車両) 写真6 同上(右側は控え車両)
写真14トロッコ車両で手をふってくれる 写真15 ①番ホームに停車
写真20 トロッコ車両(左上に三井野大橋)
奥出雲おろち号の出雲坂根駅での1段目スイッチバックの状況です(写真21~26)。
写真21機関車を前に①番ホームを発車 写真22 分岐ポイントへ
写真23 分岐ポイント通過中 写真24 山側の2段目線路に乗る
国道314号の『奥出雲おろちループ』を眼下に見渡す地点に登ってきました(写真28~32,”道の駅奥出雲おろちループ”から撮影)。ビューポイントで列車はいったん停止しました。乗客のカメラのフラッシュがいっせいに光るのが見えました(写真30)。
写真27 道の駅から木次線を望む 写真28 おろち号がトンネルから現る
写真29 同上 写真30 奥出雲おろち号いったん停車
油木駅南方の鉄橋を走る姿を撮影しました(写真33~36)。
備後落合駅に到着したら,当初はほぼ満員に見えた乗客の方が数人に減っていました。JRの運転士さんに聞いてみたら,ほとんどの方が三井野原駅で降りて,別のツアー(温泉)に行かれたそうです。
トロッコ車両や控え車両の内部を快く撮影させてもらいました(写真41~44)。
写真41 トロッコ車両の内部 写真42同上(木次駅のモニュメントと同じ絵)
備後落合駅から上りは機関車が先頭になって走ります。
再び,油木駅南方の鉄橋で撮影しました(写真47~51)。
写真47 油木駅南方の鉄橋を走る 写真48 同上(機関車が前)
写真52油木駅南方の田園地帯を右方向へ走る 写真53 油木駅北方を走る
再び,出雲坂根駅でのスイッチバックの状況です(写真54~65)。
写真58 ②番ホームに停車 写真59 備後落合行きも入ってくる(右側)
写真60 ②番ホームから発車 写真61 分岐ポイントに向かう
写真64 川側線路へ 写真65 川側(木次方面)線路に完全に乗る
写真66 奥出雲おろち号のパンフレット (出雲の國斐伊川サミット/木次線強化促進協議会/ JR西日本米子支社監修,スイッチバック付近の撮影)
おわり