東広島の自然誌
東広島の自然誌(Ⅳ)より 東広島市安芸津町三津湾 平成22(2010)年11月撮影
東広島の自然誌
発行によせて 第5代会長 沖村雄二
平成3年に発足した東広島市自然研究会は、当初から「東広島の自然誌」をまとめることを大きな目標として、会則に謳っています。しかし、東広島の自然に関係するすべての現象をまとめようとしたためでしょうか、なかなか軌道にのせられないまま17年の歳月が過ぎてしまいました。
はじめ私は、37号にわたる当会会報には、現在では非常に貴重な記録となっている多くの調査・研究・報告があることに気づき(38号参照)、全ての記録を整理・紹介して、真の自然の姿を明らかにすう試みに終始しましたが、昨年、井鷲祐司先生の絶滅危惧植物のご研究をうかがい、「今ならまだ間に合う。」の気持ちで方針を変え、分野別の取組みによる自然誌の集大成を企画しました。
会員の皆さんのご理解をいただいてその第一歩が踏み出せましたことを感謝し、続刊にむけてさらなるご支援をお願いして止みません。
本誌の題字は、初代の会長、新川英明先生にお願いしました。また、広島大学大学院国際協力COE研究員 渡邉園子さんには、本誌のレイアウトをはじめJECONET(生態学メーリングリスト)上での発行予告をしていただき、多くの反響をいただきました。銘記して厚くお礼申し上げます。 沖村雄二 プロフィール
発行 平成20(2008)年3月15日