ブログ/2013-10-02
オオサンショウウオの話題
写真1.1 屋内産卵の卵(2013.9.18産卵,2013.9.20撮影)
ミーアキャットです。
9月がオオサンショウウオの産卵時期ということで,最近オオサンショウウオの話題が多いですが,私も二つ。
(1)瑞穂ハンザケ自然館(島根県邑智郡邑南町)
このHPのトップページに掲載されていますように,当館が2013.9.18に屋内産卵に成功したということが新聞で報じられましたので,9.20に見に行ってきました。
2013.9.7に豊栄で見た野外産卵の卵は淡い黄色でしたが,ここの屋内産卵の卵は白色でした。大きさは卵嚢部分(卵を包む周りの透明なゼリー状の部分)を含めて,豊栄の卵に比べて一回り小さいように思いました(写真1.1~1.3)。
写真1.2 屋内産卵状況
写真1.3 卵
ヌシは『ダイゴロウ』という名前で,体長88㎝,体重5.0kgと大きいです。
人工巣穴から20㎝くらい身体を出していました。
体長9㎝くらいの幼生も飼育されていますが,カワムツの子どもを上手に食べていると,食事中の写真も見せてもらいました。
館内の観察後,当館の近くの川の生息巣穴にオオサンショウウオが顔を出しているかも知れないと教えてもらい,地図をもらって行ってみました。10㎝くらい顔を出していました(写真1.4)。最近は見慣れてきたせいか,石かオオサンショウウオの頭か判別できるようになってきました。しばらく見ていて,少し動いたら,ドキッとしてオオサンショウウオと分かります(笑)。
(2)湯原温泉郷・はんざきセンター(岡山県真庭市)
岡山県の中北部の真庭(まにわ)市の旭川沿いに湯原(ゆばら)温泉があります。
はんざきセンター(真庭市オオサンショウウオ保護センター)はこの中にあり,現在5頭のオオサンショウウオが展示飼育されていました(写真2.1~2.2)。
かつては,体長150㎝,体重60kg,胴回り90㎝,推定年齢130歳の『リュウ』くんというオオサンショウウオが飼育されていたそうですが,2010年に亡くなり,現在はその骨格標本などが展示されています。
現在展示されているオオサンショウウオは,つぎのとおりです。
・『タバ』ちゃん・・・体長75㎝,推定年齢60歳
・『サン』ちゃん・・・体長80㎝,推定年齢70歳
・『カネ』ちゃん・・・体長90㎝,推定年齢80歳(写真2.3~2.4)
・『クミ』ちゃん・・・体長95㎝,推定年齢80歳(写真2.5~2.6)
・『ダイ』ちゃん・・・体長100㎝,推定年齢95歳(写真2.7~2.8)
写真2.3 カネちゃん
カネちゃんは身体のイボイボがとても目立ちます(写真2.4)。
写真2.5 クミちゃん
クミちゃんはつぶらな目がよく分かります(写真2.6)。
写真2.7 ダイちゃん
ダイちゃんは鼻の穴はよく目立つのですが,目がどこにあるのか見つけることができませんでした(写真2.8)。
写真2.8 ダイちゃん
えさとして,きれいなマスが水槽に入れてありました(写真2.9~2.10)。
この『はんざきセンター』の外に,『はんざき大明神』があります。説明板を見ますと,文禄の頃,体長10m余り,胴回り5m余りの大はんざきがいたとか(写真2.11)。
この地区では,毎年8月8日に『はんざき祭り』という奇祭があります。その祭りで引かれる『はんざき山車』が近くに展示してあります。なかなかリアルに出来ています(写真2.14~2.16)。前記の『はんざき大明神』の説明板にある大はんざきの大きさを模して作ってあるらしいです。
なお,温泉なのにその紹介をしないとまずいと思い,歴史ありそうな雰囲気の"つづみ橋"と,旭川の河川敷にある足湯です(写真2.17~2.19)。足湯はとても熱く,足が真っ赤になりました。また,温泉街の最上流の河川敷には露天風呂もありました。
コメント
- 島根県、岡山県ーオオサンショウウオを精力的に追っかけておられますが、山あいのせせらぎを聞きながら、温泉につかり、のんび〜りされることも大切ですよ。
-- ヌシです 2013-10-02 (水) 23:11:37 - 私はカラスの行水なので,温泉にのんび~り入るのは,無理(笑)。代わりに弁当でも持ってM支流に行きましょうかね。ここが落ち着きます。 -- ミーアキャットです。 2013-10-02 (水) 23:21:48