ブログ/2014-09-26
幌尻岳登山「PARTー7」
「てかり」です。
幌尻岳登山「PART-7」
下山、岩場を抜ける、眼下に今朝、出発した奥新冠ダム湖が見えてきた、今日はあそこまで降りて一泊、標高差700メートルの下山。写真65
草紅葉のお花畑まで下山、振り返れば彼方に大岩が霞む。
森林限界まで下り林間を暫し進む、下山開始して、1時間40分、やっと出てきた中間点標識、まだ半分、しかし皆、ルンルン気分。一人の落伍者も出ず、皆で山頂を極めた気持ちで朗らか。
正に、刀の刃渡り、周辺に木が立っていて足の周りが見えないから歩けるけど、木がなかったら両側が切れ落ちた深い崖で、とても怖くて歩けない。
森林帯まで下山、山頂から、2時間40分、針葉樹の幹にやたらとヒグマのひっかき爪痕。ヒグマは木に登らないので何故かと、まして、針葉樹に餌となる実は出来無いし、結局、縄張り主張の表示だろうと推察する。
やっと、下山出来た。山小屋の青い屋根が、見えてきた。下山、3時間40分の行程であった。
新潟大学の上田さん。前後しながら、登ったが山頂で別れた。しかし、先に下山していた。今日の採集物は岩石ではなく、骸骨(五歳の雄鹿)採集トレーに乗せていた。沢で調査中に流木溜まりに引っかかっていたらしい。鹿の角は春先に、自然脱落するので、骨付きで見つかるのは珍しい、それ以前に亡くなったのだろう、と話し合う。
しかし、鹿は、深い雪の中は歩けないらしいので、沢の下を歩いていて新雪雪崩に遭ったのでは、云っていた。大学に持ち帰って、教室のマスコットにしようと云っていた。昔は刀掛けにしてあるのを、よく見かけたがと言うと、じゃぁ、ハンマー掛けに成るかなと、クルマから大振りハンマーを出して掛けてみたりしていた。写真71~73
小屋に入ってガイドさん、最後の晩餐の支度、メニューは具沢山の豚汁とご飯、皆暖かい物が何よりと一気に食べた。後はお茶を皆お代わりしていた。みな、インスタントで良いから、コーヒーが欲しい、イキビールが欲しいとか(生ビール)、言いながら床につく。山小屋、2泊目となると皆寝息をたてて寝ていた。
次は「PART-8」 北海道電力の点検道を、18キロ下る、帰り道にチャレンジです。
つづく
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