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ブログ/2015-01-22

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2015年オオサンショウウオの調査を開始

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写真1

ヌシです。
 1月19日(月)午後1時から、椋梨川上流部で本年初のオオサンショウウオの調査をしました。ここ3年連続して幼生を確認できている区間です。ヌシにとっては、久しぶりの昼間の現地です。川に茂ったイバラや雑草が刈り取られ、道からもよく見渡せるよう竹や雑木が切り払われていました。おそらく、地元の皆さんが協力して作業されたものと思います。大変歩きやすく、調査もはかどりました。ありがとうございます。
 参加者は6名で人手不足の感は否めませんでしたが、皆さんの頑張りで、今年の調査のはじめとして必要な初期データが取れたようです。(写真1~4)

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写真2

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写真3

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写真4

 ヌシは4年連続で幼生(赤ちゃん)に会えました。本年は計66匹の赤ちゃんたちでした。可愛いですよ。(写真5,6,7)

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写真5

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写真6

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写真7

 また、共生している他の魚類なども健在です。(写真8)

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写真8

 巣穴から出て行く離散は1月10日ごろ始まったようで、予想より10日あまり早いように思いました。体長、体重や後肢の指の発達などは例年のものには達していませんでした。なぜ早まったのか?その理由はわかりません。

 ここまで辿ることができたのは顔面を大きく抉られた個体番号110909のこの子の発見(2011年9月)です。この子の状態から産卵巣穴のヌシの存在が推測され、その産卵巣穴を探すことが始まったからでした。(写真9)産卵巣穴の発見以来、3年連続して繁殖行動を観察しています。

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写真9

 ちなみに、計測・放流の後、私達の解散は午後6時半、あたりは真っ暗でしたが、本日の予想外の結果に充分満足して帰路につきました。お疲れさまでした。

 このように、人工ではなく自然の中で観察できることの幸せを感じています。それも「日本でもここだからできる事。我々だからできる事なんだ」と自負しています。



コメント

  • お疲れです。「調査始め」での好結果、おめでとうございます。ヌシさんの快気祝いに巣から出て来てくれた?(^O^) -- かやネズミでがんす 2015-01-23 (金) 06:57:51

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