ブログ/2015-04-15
沼田川オオサンショウウオ余話
ヌシです。
トップページの4月11日付け中国新聞記事の余談です。体長117センチ、体重8.75キログラム。(写真1)ちょっとやせ気味。(魚類の)肥満度5.46。四肢、指とも完全。(写真2)右目確認できず。尾びれ上に小さな傷。排泄孔はちょい膨(ぷく)。新規個体だったため広大生のK君にマイクロチップを挿入していただき、関係者と合議のうえ、上流側に放流しました。
カニを捕るためのタケ籠(40センチ×40センチ×1メートル)が置かれていた場所を確認。沼田川は連日の雨のためか濁って増水していました。(写真3)
余話
一時保護されていた水槽の蓋をはぐると、一緒に入れられていた体長30センチ程度のフナ3匹があわてて隠れようとして、オオサンショウウオの腹の下や頭の下に我先に潜り込んでいました。オオサンショウウオは泰然としていて、その有様は「川の王様 オオサンショウウオ」のようでした。ヌシの個人的な感想は「よくフナが食べられなかった・・」と。
写真1のおり、地元の方に初めて見た感想をお尋ねしました。「気持ち悪くなかったですか?」と。「しっぽを掴んだ時は大ウナギと思って喜んだけれど、引っ張り出すと、脚がある手があるので驚きました。国の天然記念物であることを知っていましたので、すぐ教育委員会に連絡しました」。
地元の皆さんの対応の正しさに敬意を表します。
ありがとうございました。・・・ヌシでした。
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