ブログ/2015-05-08
茅葺き体験イベント2015
写真1 板鍋山(757.2m)を望む。東広島市豊栄町能良 2015年5月5日
かやネズミです。
近畿大学工学部建築学科(東広島市高屋町)の学生主体の茅葺き体験イベントが「豊栄の民家」(写真1)において5月3日~6日(雨で4日は中止)に開催。かやネズミも協力してきました。
5月3日は小雨が降り続く生憎の天候にも係わらず一般参加者7名、学生8名を含む総勢19名で10時から15時まで予定通り作業をしました。
屋根に上がる者、材料の茅を切断する者、運搬をする者に分かれての開始です。(写真2)
今回は屋根の中間部を「差し茅」工法で葺き替えていきます。70cmに切断した茅を既存の屋根に差し込んでいくという昔ながらの工法です。(写真3)
中国放送も取材に来て夕方18時のローカルニュースで放映されました。インタビューを受ける茅葺き職人さんです。(写真4)
4日は雨の予報で早々と中止になりました。二日目の5日は見事な五月晴れのもと、順調に作業が進みます。(写真5)
差し茅が予定の箇所に近づきました。(写真6)
三日目の6日も爽やかな好天に恵まれ作業が進みました。差し茅が予定通り終了。次はバリカンで差し茅を切り揃えます。ここは茅葺き職人さんが施工。(写真7)
切り揃えた屋根面をタタキゴテで叩いて不陸を調整します。これは簡単そうですが技術を要します。叩きすぎると沈み過ぎるし力加減が必要。学生が挑戦。(写真8)
足場が取り払われると皆でしばし眺め入りました。(写真9)
私たちが茅葺き屋根に夢中になっている間に、周辺の田んぼにはいつの間にか早苗が植わっていました。(写真10)
コメント
- 気持ちの良い風景ですね~、癒されています。
若い皆さんの作業中に、少しだけ顔を出しました。
以前に比べて、家の内外がずいぶん綺麗になっていました。また、初夏の涼風が部屋を吹き抜けていました。この気持ちよさ、来月の全国大会参加の皆さんも味わっていただけそうですね。 -- ヌシです 2015-05-09 (土) 23:04:27