ブログ/2016-05-04
魚巣ブロック
ヌシです
かやネズミさんが北広島町で撮影された魚巣ブロックについて、K先生から有意なコメントをいただきました。(写真1、2)
↓以下、原文のまま転載。この川は「生きている」そうです。なるほど、納得です。
『写真を見ました。確かに、これは北広島町の役場と千代田中学の間にある水路です。もう10年も前になりますが、私はこの水路の魚巣ブロックの中でナマズが産卵行動をしており、驚いたことがあります。志路原川から上ってきた魚も多く住み、こんなに生き生きとした人工水路はないと、感激しました。たいていの魚巣ブロック水路は機能していないのに、なぜ、この水路は生きているのだろうと思ったことがあります。
なぜ、生きているのか。それは護岸の後にコンクリートの壁がないことがあげられます。多くの魚巣ブロックは後ろに壁があり、地下水の出入りがない、見せかけだけの魚巣になっているので、生息巣穴としては多少の役割を果たしますが、生きた巣穴にはなりません。この水路は後ろにコンクリートの壁がないので、水でブロックの奥がえぐられ土手が壊れる恐れがあるのに、なぜ何十年も壊れずにいるのでしょうか。たぶん魚巣ブロックの奥に石積みの護岸あるいは穴あきの壁があるのだと思います。川底がぐり石でできているのと合わせて、この川は成功しています。』
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