ブログ/2022-02-22
思い出の行事から(2)
小ヌシです。
呉市安浦町の“野呂山”東麓には農作物を獣害から守る「猪鹿(シシ)垣」が残されています。
江戸時代後期に村民を上げて作られた中国地方最長といわれるその「猪鹿垣」の全容を、前安浦町文化財保護委員のFさん、Mさんを中心としたメンバーに広島大学のS先生が加わり、長年の現地調査、文献調査の成果をこの「第3回シシ垣サミット」で発表。全国からの参加者を現地案内されました。写真1,2
事前に「よかったらサミットを手伝ってくれる?」とFさんから依頼。
小ヌシは「猪鹿垣」の存在は知っていても実態は知らなかったので、二つ返事で引き受けました。「何をすれば?」と小ヌシ。「皆さんと一緒に山を歩いてほしい」とFさん。
本番前に見どころを案内、解説、注意点などをレクチャーしてもらっていました。写真3
翌28日、皆さんと一緒に山の中を歩き回りました。おかげで無事終了。写真4~8
現代も、あちらこちらに獣害防止柵を見かけます。苦労は減っていないようですね。
なお、S先生の研究結果の一部が広島大学総合博物館に展示されていますので、機会があればご覧ください。
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