ブログ/2023-06-03
TSSテレビ新広島さん特番「清流のヌシの叫び」(2)
小ヌシです。
昨年4月、広島市の原爆ドームの前を流れる元安川で一匹のオオサンショウウオが捕獲。
「モトヤス」と名付けられ広島市安佐動物公園で保護されていたのですが、残念ながら亡くなりました。そもそも「なぜ、こんなところにいるのか?」という疑問から、TSSさんは清水先生や私たちの活動に同行取材されるようになりました。写真10,11,12
写真11 安佐動物公園 2023.5.27 テレビ新広島さん放送画面より
写真12 安佐動物公園 2023.5.27 テレビ新広島さん放送画面より
東広島市豊栄町での調査の模様です。
再捕獲の場合は体内に挿入されたチップナンバーをリーダーで読み取ることで履歴が分かります。その作業は2012年度開始。現在まで約60匹にチップ挿入を行ってきましたが、2018年の西日本豪雨以降は半数の約30匹しか確認できていません。多くのコンクリート堰、風船堰が復帰を妨げているようです。彼らは上流の特別な巣穴でしか繁殖行動、産卵しませんので、たどり着けなければ、その存続も危ぶまれています。堰を上るため、肢の裏の肉がえぐれて穴があくほどもがきますが遡上できません。痛ましいものがあります。写真13~19
産卵調査時、堰直下の渕にいた子を、履歴を調べて堰の上流側に放流。
教えていないのに、さらに上流に向かって動き始めました。産卵行動です。写真20,21
参考*オオサンショウウオの現在
:ブログ/2022-05-03(モトヤス新聞記事)ほか多数
:ブログ/2023-04-23(岡山県高梁川付近)
続く~
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