ブログ/2013-08-06
安芸津町に分布する中生代白亜紀の火山砕屑岩2
ヌシです。
ブログ/2013-07-28の記事でご案内させていただいた「灰ヶ峰層」7番目の地層からは、淡水性の化石が発見、報告されています。なかでも、「高田流紋岩類の泥質岩層から我が国初の発見」(楠見ほか、1988)とエステリア(化石カイエビ類)が学会に報告されています(写真1、呉市M氏所蔵)。他にもオストラコーダ(貝形虫、写真2、東広島市U氏所蔵)や植物片(写真3、すじ状のもの、印象化石)。いずれも白亜紀後期(約9000万年前)のもので恐竜の時代のものです。ヌシは広島県を代表する化石として、それなりのものを見つけて保存・展示したいのですが、現場(露頭)はコンクリートが吹きつけていたりしていて、採集不可能の状況です。残念ながら・・。
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