ブログ/2014-03-20
体験! 発見!! オオサンショウウオがすむ河川 (2)
ミーアキャットです。
すくわれて来た生き物たちを分類した後,桑原先生の詳しい解説がありました(写真21)。
魚ではカワムツ・タカハヤ・ドンコ・カワヨシノボリなどがすくわれて来ました(写真24~28)。桑原先生のお話によりますと,オオサンショウウオは幼生の頃はカワムツに食べられるが,大きくなるとカワムツを好んで食べるという『食べたり食べられたり』の関係にあるそうです。
水生昆虫は,コオニヤンマ,コシボソヤンマ,コヤマトンボ,オニヤンマ,ヤマサナエ,ヤマトクロスジヘビトンボ,カガンボの幼虫などです。
写真29 コオニヤンマ(右),コシボソヤンマ(中),コヤマトンボ(左)
ヤマサナエはオニヤンマと同じように泥をかぶっていて,姿もオニヤンマによく似ていますが,オニヤンマより少しずんぐりしています(桑原先生の解説。写真32)。
ガガンボの幼虫は,触ると長くなったり短くなったりを繰り返します(写真34)。
ホタルのエサとなるカワニナもとても豊富です(写真35)。
両生類では,アカハライモリ,ツチガエルが沢山いました(写真36~38)。
この日は大人数の観察会でしたので,すくわれてきた生き物すべてを把握していなかったかも知れません。それで,3月3日に同じ場所で行われた予行演習の際にすくわれた生き物を付録で以下に挙げました(写真39~43)。
桑原先生のお話によりますと,アカザの生息域とオオサンショウウオの生息域はピタリと整合するそうです。
以下の名前は桑原先生に教えていただきました。
写真41 ニホンカワトンボ(左上)・カワゲラ(左下,尾が2本)・カゲロウ(右上,尾が3本)
葉っぱを多角形に上手にくっつけて家を作るカクツツトビケラの仲間のムラサキトビケラは,空き家はよく見ていたのですが,今回(3/3)初めて住んでいるところを見ました(写真42)。
つづく
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