ブログ/2015-10-20
龍王山のセミ
のさんぽです。
セミはカメムシ目というグループに含まれています。“カメムシ”というと不快なにおいを出す嫌われ者のイメージが強いですが、セミはその鳴き声が夏の風物詩として日本人に親しまれているイメージがあります。
夏の盛り、ミンミンゼミやクマゼミのひっきりなしの大きな鳴き声は、ときに夏の暑苦しさを増長させるものともなりますが、やはり夏にはセミの元気な鳴き声がないとさみしく感じます。また、盆を過ぎるころからヒグラシのカナカナカナ・・・という鳴き声が多く聞かれ始めると、夏の盛りを過ぎたことを感じ、少し感傷的にもなります。(写真1)
余談ですが、みんなの広場に以下のシリーズを新たに掲載しております。
龍王山の甲虫、龍王山のバッタ・コオロギ類、龍王山のカメムシ類、
龍王山では4種を確認しています。東広島市内で龍王山と同じような環境に普通に見られるミンミンゼミやクマゼミ、ハルゼミも生息していると思われますが、まだ個人的には確認できていません。
ニイニイゼミ
全長 32~39mm
時期 6~9月
その模様から樹皮にとまると見つけにくい。オスはジィー・・・・・と地味な声で鳴く。盛夏に多くの個体が見られる。(写真2)
アブラゼミ
全長 55~60mm
時期 7~9月
オスはジリジリジリ・・・・・と鳴く。龍王山でも個体数が多く、盛夏ごろ盛んに鳴き声を聞かれる。(写真3)
ヒグラシ
全長 41~50mm
時期 7~9月
薄暗い林に多く、おもに夕方と早朝にカナカナカナ・・・・・と鳴く。龍王山でも個体数は多い。オスは腹部が細長く、メスは短い。(写真4)
ツクツクボウシ
体長 41~47mm
時期 7~10月
♂はツクツクボウシ、オーシンツクツク・・・・・と鳴く。龍王山でも個体数は多い。(写真5、6)
コメント
- いつもながら、素晴らしい写真の数々。ありがとう。
ヌシも撮影にトライしますが、なかなか良いショットが撮れません。脱帽です。
「みんなの広場」へのアップが待ち遠しいですね。 -- ヌシです 2015-10-20 (火) 19:17:23