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ブログ/2016-02-07

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国史跡・造山古墳(つくりやまこふん)

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写真1 造山古墳

ミーアキャットです。
 造山古墳は岡山市にある巨大な前方後円墳で,墳丘長約350m,後円部の高さ約30mです。墳丘長は,大阪府にある仁徳陵古墳(約486m),応神陵古墳(約420m),履中陵古墳(約365m)に次いで全国第4位の規模です。付近の6基の古墳と共に国の史跡に指定されています。5世紀前半の築造と考えられています(写真2~3)。

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写真2 造山古墳の空中写真(Google earth)

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写真3 造山古墳の形状(岡山県史編纂室・岡山市教委作図)

 前方部の墳丘は壊されて,その跡に荒(こう)神社が建てられています。その神社の側に,凝灰岩からなる刳り抜き式石棺が置かれています(写真4)。

写真4 刳り抜き式石棺.jpg
写真4 刳り抜き式石棺

 また,ベンガラが塗られた石棺の蓋も置かれています(写真5)。

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写真5 ベンガラが塗られた石棺の蓋

 造山古墳の周囲には,江崎古墳,こうもり塚古墳などがあります。
江崎古墳は,全長約45mの前方後円墳で,横穴式石室は全長13.8m,玄室長6.6m,玄室最大幅2.6mです。玄室の家形石棺は,井原市に産する貝殻石灰岩(浪形石)を刳り抜いて造られたものだそうです(写真6~7)。石棺内には,人骨二体分と金環やガラス玉などの装飾品が残っていて,石室の床面からは,獣形鏡,耳環,鉄刀,鉄鏃,馬具,須恵器,土師器が多数出土しているそうです。六世紀後半の築造と考えられています。

写真6 江崎古墳の石室入り口.jpg
写真6 江崎古墳の石室入口

写真7 江崎古墳付近の玄室・家形石棺.jpg
写真7 江崎古墳の玄室と家形石棺

 こうもり塚古墳は,全長約100mの前方後円墳で,巨石を用いた横穴式石室があります。石室全長19.4m,玄室長7.7m,玄室の家形石棺は刳り抜き式で,石材は江崎古墳と同様に,岡山県井原市に産する貝殻石灰岩(浪形石)が使用されているそうです(写真8~9)。六世紀後半の築造と考えられています。

写真8 こうもり塚古墳の石室入り口.jpg
写真8 こうもり塚古墳の石室入口

写真9 こうもり塚古墳の玄室・家形石棺.jpg
写真9 こうもり塚古墳の玄室と家形石棺

 造山古墳の近くには,造山古墳より少し小さい作山古墳(総社市)もあります。墳丘長約286m,後円部の高さ約24mで,全国9位の規模です(写真10)。

写真10 作山古墳(Google earth).jpg
写真10 作山古墳の空中写真(Google earth)

 空中写真で見ますと,造山古墳は前方後円墳の形がかなり明瞭ですが,作山古墳はかなり崩れているように感じられます。

 なお,この総社市には,日照山国分寺があり,きれいな五重塔があります。
国の重要文化財に指定されています(写真11)。

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写真11 国分寺五重塔

 この五重塔の説明看板には,『江戸時代後期の文政4年(1821)から20数年をかけて建立されたもので,総高約34m,三層までは総欅造りで,四・五層は松材が主体となっている』と書いてありました。



コメント

  • 2007年のエコバスツアーの「吉備路をたずねて」(活動報告参照)を思い出しました。菜の花畑にたつ五重塔の風景、もうすぐ見られますね。♪♪春よ来い~♪♪早く来い~♪♪ -- ヌシです 2016-02-07 (日) 10:56:45

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